AIを仕事で活用できていない人の多くがつまずくポイントは、「プロンプト(指示文)が適切ではない」という点だ。
プロンプトは、いわばAIに渡す指示書。その質は、料理で言えば「レシピ」、建築で言えば「設計図」に当たる。どれだけ性能の高いAIを使っても、レシピがあいまいなら料理はおいしくならないし、設計が適当なら家は傾いてしまう。
AIもまったく同じで、プロンプトが雑だと、結果も雑になるという単純で絶対的な法則がある。「AIの回答がいまいち」と感じたら、まずAIの性能を疑う前に、自分のプロンプトを見直してみてほしい。実際、AIがうまく使えない原因のほとんどは、この指示書の質にある。
プロンプトが適切ではないケースに共通する4つの特徴
あらためてお伝えすると、うまくプロンプトが書けていないときは、こういったケースが多い。
(1)条件が足りていない
「よくして」と言われても、何を改善すべきか分からない。
(2)文脈が欠けている
誰向けなのか、どんな場面で使うのかで答えは大きく変わる。
(3)目的が不明確
何のための文章かがあいまいだと、AIは焦点を定められない。
(4)完成形がイメージできていない
「箇条書きで」「200文字」「A4縦1枚」などがないと方向違いの結果になる。
いかがだろうか。思い当たるものが1つでもあれば、改善のチャンスだ。この4つは、どれも特別なスキルがなくても意識するだけで直せるものばかりだ。
プロンプト改善は「意識」だけで一歩前進
プロンプトを書く前に、この4つがそろっているかをチェックする習慣をつけるだけでも、大きな一歩になる。
本記事は、書籍『頭のいい人がやっている「じぶんAI」構築術』(ゲッティイメージズ)に編集を加えて転載したもので、文中の内容・肩書などはすべて出版当時のもの。



