DMM.com(以下、DMM)が提供する有料会員制度「DMMプレミアム」が会員数を伸ばしている。2022年12月の開始から約3年で、150万人(2025年11月時点)を突破した。その伸びをけん引するのが、動画配信サービスの「DMM TV」だ。Netflixなどが先行する市場で、なぜ後発ながら会員を増やせているのか。
アニメに注力した理由
DMMは総合サイト「DMM.com」で、動画やマンガ、ゲーム、英会話など幅広いサービスを展開してきた。登録は無料で、利用者は5146万人(2025年2月時点)に上る。
この基盤を生かして始めたのが、有料の会員制度「DMMプレミアム」と、総合動画配信サービス「DMM TV」だ。プレミアムに登録すると、DMM TVを視聴でき、マンガやゲームなど他のサービスも横断して利用できる。
中核となるDMM TVは、配信本数は22万本以上(2026年7月時点)で、国内作品の見放題数は業界2位(GEM Partners調べ、2026年5月度)に位置する。競合のNetflix(890円〜)、U-NEXT(2189円)と比べると、DMM TVの月額550円はかなり安い部類に入る。
ドラマやバラエティー、映画まで幅広いラインアップをそろえるDMM TVだが、動画配信事業へ参入するにあたり、注力したのはアニメだった。
なぜアニメに注力したのか
関連記事:なぜ月額2189円でも選ばれるのか 会員515万人突破、U-NEXTが描く「Netflixと違う道」
動画配信サービスのうち月額2189円と高価格ながら会員数を伸ばすU-NEXT。その理由は、映画やドラマに加え電子書籍やライブ配信などを含む独自の「オールインワン戦略」にある。Netflixとの差別化の行方を追う。
「平日昼のガラガラ時間」がむしろ“収益源”に サウナ業界で始まった空き時間ビジネス
平日昼の“空き時間”を定額で開放するサウナサブスクが広がり始めている。人気施設の低稼働時間を収益化する一方、想定外のヘビーユーザー問題も浮上。会社員の“昼サウナ習慣”は定着するのか。
「JALとANA」どこで違いが生まれたのか? コロナ禍を乗り越えた空の現在地
インバウンド需要が回復で、日本の航空業界が伸び上がりを見せています。では、航空会社の業績はどうなっているのでしょうか。JALとANAの決算をベースに分析したところ……。
ドトールVS.コメダ なぜ好調? 店舗数だけでは分からない“強さ”の違い
ドトールコーヒーショップとコメダ珈琲店が激しい競争を繰り広げている。店舗数でドトールの背中を追ったコメダ。両者の決算や歴史を振り返りながら、今後の動向を見ていきたい。



