山手線を支える赤れんが高架橋、100年超で近代化の壁に
山手線の赤れんが高架橋、100年超で近代化の壁に

明治期、近代化の象徴だった鉄道を都心と結んだ赤れんがの高架橋が、100年余を経た今も山手線と京浜東北線を現役で支え続けている。しかし、その一方で、電車設備の近代化を阻む「壁」にもなっている。伝統と近代化は両立できるのか。

赤れんが高架橋の現状と役割

東京都千代田区に位置する赤れんがアーチ高架橋は、完成から100年余を経た今も、山手線と京浜東北線の列車を支え続けている。明治期に建設されたこの高架橋は、当時の近代化の象徴として都心と鉄道を結ぶ役割を担った。

電車設備の近代化とインテグレート化

走行する電車に電気を送る設備には、変電所から送電する「き電線」や、電車屋根上のパンタグラフに電気を供給する「トロリ線」、トロリ線をつり下げる「ちょう架線」がある。

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首都圏のJR線では、これらの電線が5~6本で一組になっていたが、各電線の機能を統合して2~3本で一組に簡素化する「インテグレート化」と呼ばれる設備近代化の工事が進められている。この工事により、故障するリスクを減らす効果が期待されている。

伝統と近代化の両立への課題

赤れんが高架橋は、歴史的価値を持つ一方で、その構造が新しい設備の導入を難しくしている。インテグレート化を進めるには、高架橋の構造に合わせた工事が必要となるが、伝統的な建造物を保ちながら近代化を進める方法が模索されている。

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