タクシー大手の日本交通は7月13日、社内システムが不正アクセスを受け、マルウェアに感染したと発表した。被害拡大を防ぐためシステムを遮断した結果、電話によるタクシー配車や、ハイヤーのWeb受注・予約管理システムなどが一時停止している。
不正アクセスは7月11日に発生、システム遮断で被害拡大防止
不正アクセスが発生したのは7月11日未明。日本交通は検知後すぐにシステムの遮断などの緊急措置を講じ、外部のセキュリティ専門機関と連携して影響範囲の特定や原因究明、ログの解析を進めている。
社内ネットワークを隔離したことで、被害拡大は抑えられたとしている。情報漏えいは現時点で確認していない。
電話配車やハイヤー予約システムが停止、GOアプリは通常運行
この影響で利用できなくなっているのは、ハイヤーのWeb受注・予約管理システム、電話によるタクシー配車サービス、一部の社内向けシステム。日本交通のタクシーを利用したい場合は、タクシーアプリ「GO」で配車依頼時に「日本交通」を指定するか、タクシー乗り場や流し車両を利用するよう呼びかけている。
GO経由の配車は通常通り行えるため、配車依頼はGO経路で行うよう案内している。GOは、日本交通ホールディングスとDeNAのタクシー配車事業を統合して誕生した企業で、6月16日に東証グロース市場へ上場したばかり。
日本交通は全国展開、GOは47都道府県対応のタクシーアプリに
日本交通は東京都港区に本社を置くタクシー大手で、全国でタクシー事業を展開している。GOは9月下旬から沖縄県でもサービスを開始し、47都道府県すべてで利用可能となる予定。また、Google系の自動運転タクシーWaymoが日本上陸に向け、日本交通やGOと協業することも発表されている。
日本交通は、今回の不正アクセスについて、復旧見込みや詳細な原因などは調査中としている。



