日本の5G(第5世代移動通信システム)の普及率が2024年時点で30%に達したことが、総務省の最新調査で明らかになった。政府は2025年までに全国的な普及率90%を目標に掲げており、残る1年で急速なインフラ整備が求められる。
都市部と地方の格差が課題
総務省の報告によれば、5Gの基地局設置は東京や大阪などの大都市圏で進んでいる一方、地方部では人口密度の低さから投資が遅れている。この格差が全国普及率の足かせとなっており、政府は補助金制度を拡充して地方の通信環境整備を促進する方針だ。
2025年目標達成への道筋
携帯電話各社は2025年度までに全国の主要都市と幹線道路での5Gカバレッジを完了する計画を発表している。しかし、山間部や離島などでの整備には時間がかかると見られ、目標達成には官民一体の取り組みが不可欠だと専門家は指摘する。
「5Gは自動運転や遠隔医療など次世代技術の基盤となる。地方での整備遅れは地域間のデジタル格差を拡大させる恐れがある」と、通信業界のアナリストは述べている。
今後の展望
総務省は2025年以降も継続的に5Gの普及状況を監視し、必要に応じて政策を調整する方針。また、次世代の6G技術の研究開発も並行して進められており、日本の通信技術の国際競争力維持が課題となっている。



