東京都水道局は22日、公式サイトを更新し、FIFAワールドカップ2026北中米大会の日本対チュニジア戦における東京都内の配水量の変化をグラフで公開した。試合の展開に合わせて水道使用量が大きく変動する様子が可視化され、SNS上でも話題となっている。
試合開始直後に配水量が急落
公開されたグラフによると、日本時間の21日午後1時に試合が始まると、配水量は毎時13万立方メートルから急激に減少。午後1時23分のハイドレーションブレイク(給水タイム)時には毎時11万立方メートルまで落ち込んだ。しかし、ブレイク中の3分間だけは一時的に毎時13万立方メートルまで上昇し、その後再び下降した。
ハーフタイムに入ると配水量は一気に増加し、毎時14万立方メートルに達した。後半開始後は再び減少し、ハイドレーションブレイクのたびに一時的な急上昇が見られた。試合終了時には毎時10万立方メートルまで低下し、最大で毎時4万立方メートルの変動が観測された。
水道局の安定給水への取り組み
東京都水道局はX(旧Twitter)で、「イベント時における使用量の急激な変動時など、さまざまな状況を考慮して水量・水圧を調整することで安定給水に努めています」と説明。今回のデータ公開は、大規模イベント時の水需要変動を周知し、安定給水への理解を促す目的があるとみられる。
W杯のような一大イベントでは、視聴者が試合に集中する間はトイレや水分補給を控えるため水道使用量が減り、ハーフタイムや試合終了時に一気に使用量が増える傾向がある。今回のデータはその典型的なパターンを示しており、SNSでは「まさに日本人の行動を表している」「面白いデータだ」などの声が上がっている。
東京都水道局は今後も、さまざまなイベント時の配水量データを公開し、都民の水道利用に関する意識向上に役立てる方針とみられる。



