カバディ男子日本代表、バングラデシュに競り勝ち決勝Tへ望み…「ニッポン」コールが後押し
カバディ男子日本代表、バングラデシュに競り勝ち決勝Tへ望み

愛知・名古屋アジア競技大会(読売新聞社協賛)は22日、カバディの1次リーグを行い、男子日本代表は40-37でバングラデシュを破り、今大会初勝利を挙げた。2010年大会以来となるメダル獲得へ向け、決勝トーナメント進出の望みをつないだ。

初戦敗退からの挽回

男子カバディには10の国・地域が出場し、2つのグループリーグに分かれて各上位2チームが決勝トーナメントに進む。A組は日本、インド、バングラデシュ、韓国、台湾で、B組はイラン、パキスタン、ネパール、タイ、マレーシア。3位決定戦はないため、決勝トーナメント進出時点でメダルが確定する。

日本は21日の初戦でインドに24-49で敗れた。バングラデシュは日本戦前に2戦2勝としており、日本が敗れれば決勝トーナメント進出が絶望的になる状況だった。

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逆転を許さず逃げ切る

日本は立ち上がり、相手陣地のボーナスラインを越えた際に得られるボーナスポイントで着実に加点。5-5の同点の場面で、レイダー(攻撃手)の鈴木祥矢選手が一挙に4点を奪い、流れを引き寄せた。後半は一時10点以上の差をつけたが、徐々に追い上げられ、1点差まで詰め寄られた。それでも鈴木選手の手堅い攻撃や、守備の荒竹大輝選手らのスーパープレーで再び流れをたぐり寄せた。

試合後、阿部哲朗主将は「想定通りにいった部分もあり、勝てて本当によかった。明日以降の韓国、台湾は同じ東アジアで、互いに手の内を知っているチーム。切り替えて、勝ちを重ねたい」と気を引き締めた。

会場を一体にした応援

東海市民体育館には大勢の観客が詰めかけ、男子コート側の観客席は満席に。日本選手の入場時には「ニッポン、ニッポン」のコールが沸き起こり、得点のたびに選手名がコールされ、割れんばかりの歓声が上がった。

大歓声の中、ひときわ声を張り上げていたのが元日本代表の遠藤幹人さんだ。今回の代表の河手佑天選手や倉嶋彪真選手と同じ社会人チームに所属し、試合前には「今日が大事な一戦。応援していきましょう」と場内に響き渡る声でスタンドに呼びかけ、観客に一体感を生み出した。選手名を知らない観客が多い中、率先して選手名をコールし、「先導役」となった。「今日は絶対に負けられない戦いだった。選手たちを後押しするためには、会場がひとつになって応援しないといけない。代表でもチームでも、自分は声を出して盛り上げる役でしたから」と笑顔を見せた。

初戦のインド戦を上回る声援は選手たちの力となった。倉嶋選手は激闘での勝利に涙を浮かべながら、「歓声がうれしかったのはもちろん、いつも通りの声が聞こえて平常心になれた。本当にありがたい」と声を弾ませた。

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