サッカーW杯北中米大会は21日、グループGの試合が米カリフォルニア州ロサンゼルスで行われ、イランはベルギーと0-0で引き分けた。イランのアミル・ガレノエイ監督は、母国と米国の間の戦争が影を落とす厳しい状況下で無敗を維持していることを「素晴らしい偉業」と称賛した。
イラン、2戦連続ドローで無敗継続
イランは初戦から2戦連続で引き分けており、史上初の決勝トーナメント進出の可能性を残している。指揮官は、ビザや渡航における米国の大幅な制限に直面しながらも、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング10位のベルギーと引き分けた選手たちをたたえた。
「これは素晴らしい偉業だ。われわれが置かれていた状況を考えれば、W杯で2試合負けなしというのは素晴らしい結果だ」とガレノエイ監督は語る。「わが国のサッカーの歴史に刻まれ、未来の世代がこのことについて語り継ぐだろう」
ベルギー戦の展開と監督の評価
試合は、ベルギーのナタン・ヌゴイが66分に退場処分を受けたものの、スコアレスドローに終わった。ガレノエイ監督は、相手の強さを考慮し、イランは「負けなかっただけで幸運だった」と認めた。
「このような状況下で耐え抜き、このようなプレーができるチームは、世界のどこにもいないと思う。それほどわれわれにとって状況は極めて過酷だった」と監督は付け加えた。
在外イラン人の抗議とスタジアムの熱気
試合前には、イランの強硬派政権に反対するロサンゼルスの在外イラン人から、イラン国歌に向けてブーイングが飛んだ。しかし、チーム自体は超満員のスタジアムの大半から熱烈な声援を受けた。
決勝トーナメント進出への条件
イランが混戦模様のグループGを勝ち抜くには、26日のエジプト戦で少なくとも勝ち点1の獲得が必要となる。現在、グループGは各チームが勝ち点を積み重ねており、イランは2試合で勝ち点2。エジプト戦の結果次第で、初の決勝トーナメント進出の可能性が大きく左右される。



