毎年7月、リッチモンド公爵家のマーチ卿がイギリス南部に所有する私有地で開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」。ありとあらゆるタイプの2輪車と4輪車が集い、走りと美しさを競い合うスピードの祝祭だ。
会場には、自動車の祖先とされる1886年製ベンツ「パテント・モータヴァーゲン」から、まだ発売されていない量産車のプロトタイプ、取り立ててパワフルではないコンパクトカー、限りなく現役に近いF1マシンまでが並ぶ。多くはヒルクライム・コースでデモ走行を行い、中には展示だけの車両もある。
今年のセントラル・フィーチャー
イベントの中心的存在とされるのがセントラル・フィーチャーに展示される車両だ。毎年、特別に選ばれたブランドが、芸術家ジェリー・ジュダがデザインした巨大モニュメントに「イベントの華」として飾られる。今年、その栄誉に浴したのはアメリカのシンガー。タイプ964のポルシェ「911」だけを扱うレストモッドショップとして世界的に知られ、セントラル・フィーチャーに飾られただけでなく独自のステージも構え、ファンの羨望の眼差しを一身に集めた。
次世代アルピーヌA110
会場では、アルピーヌの開発車両「A110フューチャー」にも注目が集まった。現在開発中の3代目A110が、どのようなモデルになるのか。アルピーヌらしさが受け継がれるかどうかも見どころだ。



