第108回全国高校野球選手権大会第6日の10日、初出場の福山(広島)は初戦となった2回戦で天理(奈良)と対戦し、2―7で敗れた。天理打線に12安打を浴びて突き放され、甲子園初勝利はならなかった。
投手陣が踏ん張れず
福山の先発・来山凌也投手は一回、先頭打者に安打を許すも後続を併殺に打ち取ると、二回の一死満塁のピンチも無失点に抑えた。だが、四回に本塁打を浴びると、六回に先頭打者を歩かせ、さらに暴投したところで降板。継投した岩本大輝選手も踏ん張れず、連続安打などで4点を失った。
終盤に意地の2点
厳しい展開となりながらも6点を追う八回、打線が意地を見せた。二死から福島悠杏、西山結翔両選手の連続安打で一、二塁の好機をつくると、岩本選手が2点適時二塁打を放ち、球場を沸かせた。
2500人の応援が力に
福山のアルプス席には2500人以上が詰めかけた。吹奏楽部は午前に県吹奏楽コンクールに出場した後、新幹線などで甲子園に移動。部長の2年黒川美海さん(16)は「間に合ってよかった。卒業生も加わり80人を超す応援なので今まで以上に選手を後押ししたい」と話し、楽器を響かせた。
渡辺雄介主将は「多くの人の応援が本当に力になってうれしかった。甲子園は夢のまた夢と思っていたが、公立高校でも行くことができた。『甲子園は誰もが目指せる場所』と夢と希望を与えられたと思う」と語った。



