38歳で東大合格の芸人・さんきゅう倉田、浪人で人生激変「1日10時間勉強」3年間の執念
38歳で東大合格のさんきゅう倉田、浪人で人生激変

お笑い芸人のさんきゅう倉田さん(38歳)が、2025年度東京大学合格を果たした。横浜市戸塚区出身で、小中学校の成績は3段階評価でオールB。しかし、浪人を経験したことで「人生が劇的に変わった」と振り返る。1日10時間の勉強を3年間続け、見事東大に合格した背景には、強い執念があった。

地元横浜での幼少期と学生時代

さんきゅう倉田さんは神奈川県横浜市戸塚区で生まれ育ち、26歳まで実家に住んでいた。父親は都内で建設関係の仕事に従事。公立小学校時代は週3回サッカーをする程度で、「快活ではあるが、勉強をするタイプではなかった」という。成績はABCの3段階でオールB。進学した公立中学校でも同様の成績だった。

「中学校では順位は出ませんでしたが、成績は良いほうではありませんでした。勉強をしていなかったからそんなものだと思います。高校受験も、自分の成績で推薦で行けるところを教えてもらい、試験なしで入れるからいいなと思って日大藤沢高等学校を選びました」と倉田さんは語る。

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将来の夢も志もなかった高校時代

日大藤沢高等学校では、多くの生徒が日本大学へ進学する中、倉田さんは推薦で入学。当時は「将来の夢は何もなく、志もない状態だった」という。理系クラスで4番に入ったこともあったが、外部受験はせず、日本大学理工学部建築学科に進んだ。

大学では3年生から公務員試験の勉強を本格化。「サークルのない学部だったので、基本的に授業を2~3コマ受けてバイトして終わりでした。ファミレスや中華料理屋でアルバイトばかりしていましたね。2年生で単位を取り切り、本当にやることがなくなったのですが、TACで公務員試験の授業が開講されていると知ったので、暇だしやってみようと思って勉強を始めました」と振り返る。

国税専門官からお笑い芸人へ

2006年、4年生時に国税専門官試験に合格。2007年大学卒業と同時に東京国税局へ入局した。しかし、税務調査の仕事を経験する中でお笑い芸人への興味が芽生え、後に転身することになる。

倉田さんは「国税局での経験は、人を見る目や粘り強さを養ってくれた。それが現在の芸人活動や勉強にも生きている」と話す。

浪人と東大合格への執念

芸人として活動する中で、倉田さんは再び勉強への意欲が湧き、38歳で東大受験を決意。浪人生活では1日10時間の勉強を3年間継続した。「周りからは無謀だと言われたが、自分にはできるという根拠のない自信があった」と語る。

合格発表の瞬間、「信じられなかったが、同時にやり遂げたという達成感でいっぱいだった」と喜びを表現。現在は東大で学びながら芸人活動も続けており、今後の活躍が期待される。

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