知内町で13日、ヒグマ出没時の対応を学ぶ研修と緊急銃猟の実地訓練が開催された。主催は渡島総合振興局で、北海道や町職員、道警函館方面本部、道猟友会木古内支部のハンターら約70人が参加した。
研修ではヒグマの習性と緊急時の手続きを確認
研修では、道庁ヒグマ対策室の職員と鳥獣対策コンサルタントで獣医師の石名坂豪氏が講師を務め、ヒグマの習性や緊急銃猟の手続きを説明。その後、知内川河川敷でヒグマが出没した想定で、緊急銃猟や警察官職務執行法による発砲、追い払いなど最適な対処法をチームごとに検討した。
実地訓練で一連の流れを確認
実地訓練では同様の想定で、町が住民に避難を呼びかけた後、許可を受けたハンターがクマを捕獲するまでの流れを確認。河川敷の溝付近にクマが居座る設定で、対岸を跳弾事故防止のバックストップとし、ハンターはトラックの荷台から状況をうかがった。
訓練終了後、石名坂氏は「クマが音に反応するため、消防のドローンは発見後は高度を上げた方がいい」と指摘。また「発砲方向の背後に住宅がある場合、クマを追い立ててトラックより高い橋の上から撃ち、地面をバックストップとする方法もある」と助言した。
振興局長「事故を風化させず対応力向上へ」
渡島総合振興局の本田晃局長は「昨年は管内で痛ましい事故が発生した。事故を風化させることなく、今後の対応に生かすことが求められている。訓練を地域の対応力向上につなげたい」と述べた。その後、道警の警察官によるクマスプレーの噴射方法の説明も行われた。



