81回目の終戦の日を迎えた15日、兵庫県南あわじ市の「若人の広場公園」で戦没学徒追悼献花式が営まれた。参列者らは「学徒出陣」で戦地に赴いたり「勤労動員学徒」として軍需工場などに動員されたりした若い戦没者らに思いをはせ、改めて平和への祈りを込めた。
全国唯一の慰霊施設で献花
全国で唯一、戦没学徒の慰霊施設として昭和42年に開設された若人の広場。献花式には市をはじめ、同市遺族会、県や警察、自衛隊などの関係者が参列し、学業半ばにして戦争の中で命を落とした若者たちに花を手向けた。
「希」の文字が浮かぶ萬灯会とミニコンサート
公園内では「萬灯会(まんどうえ)」やミニコンサートなども行われた。記念塔を中心に約1千本のろうそくが並べられた萬灯会では、県立淡路三原高校美術部の協力で制作された「希」の文字も浮かび上がり、訪れた人たちはほのかな明かりに平和の思いを託した。
ミニコンサートでは地元出身の若い声楽家らが出演したほか、守本憲弘市長や市職員も手話を交えて市長の自作曲などの歌唱を披露した。
遺族会会長の思い
同市遺族会の多田宗儀会長は「この施設から戦没学徒たちの思いを全国に発信し続けていくことに意義がある」と話していた。



