糖尿病でも適量のお酒は飲んでよいのか。肝臓病専門医の栗原毅氏は、適量のアルコールは健康に有益だと述べている。厚生労働省の指針では、1日あたりアルコール40g(男性)までが適量とされ、ビール中びん2本、日本酒2合、ワイン3杯、ウイスキーダブル2杯、350ml缶酎ハイ2本が目安だ。ただし遺伝的な体質により適量は個人差があり、肝機能値ASTが30を超えないことが一つの指標となる。糖質の過剰摂取でALTが上昇し、アルコールの過剰摂取でASTが上昇するため、自身の適量を守ることが重要だ。
アルコールより危険な甘い飲み物
糖尿病のリスクを高めるのはアルコールよりも糖質の多い清涼飲料水だと栗原氏は警告する。甘い飲み物は血糖値を急上昇させ、脂肪肝や痛風のリスクも増大させる。一方で、酢には血糖値の上昇を緩やかにする効果があり、食前に摂取することが推奨される。
肝臓に良い食べ物と食べ方
脂肪肝予防には納豆が最適だが、付属のタレではなく、どの家庭にもある醤油や酢を使うことで糖質摂取を抑えられる。また、高カカオチョコレートは血液をサラサラにする効果があり、1日5回に分けて食べるとよい。腸内環境を整える腸活も重要で、100兆個もの腸内細菌を活性化するには口腔ケアから始めることが鍵となる。
栗原毅氏の著書『栗原式 すごい糖尿病の自力克服法』(エクスナレッジ)では、これらの具体的な方法が詳しく紹介されている。適量の飲酒を楽しみながら、食事や生活習慣を見直すことで、糖尿病や脂肪肝の改善が期待できる。



