愛知政界激変!自民党が12議席獲得で大勝、中道改革連合は全員落選の惨敗
愛知政界激変!自民党大勝、中道連合は全員落選

愛知政界が一夜で激変 自民党が圧倒的勝利、中道連合は全員落選の惨敗

2026年2月8日投開票の衆院選において、愛知県内の政治地図は劇的な変化を遂げた。自民党が「高市旋風」に乗り、従来の3議席から4倍となる12議席を獲得する大勝利を収めた。一方、立憲民主党と公明党が結成した中道改革連合は擁立した13人の候補者全員が敗北するという歴史的な惨敗を喫した。かつて労働組合が強く「民主王国」と呼ばれた愛知の政界は、まさに一夜で様変わりした。

中道陣営の衝撃と反省の声

「ここまで負けるものなのか。日々の活動なんて何の意味もなかった」――公示直前に出馬が決まった自民党の新人候補に敗れた中道改革連合の前議員陣営幹部は、呆れた様子でこう語った。選挙戦では報道各社が自民党の勢いを伝えていたが、中道陣営からは「街頭での感触はすごく良い。調査結果と合っていない」との声が相次いでいた。

しかし結果は惨敗に終わり、前回衆院選で立憲民主党が県内で獲得した8議席はゼロに。比例復活もわずか1人にとどまった。別の中道陣営幹部は反省を口にし、「昔のように手を振ってくれる人や支援者だけでは勝てなくなった。SNSで情報を集める層が投票へ行き、流れを作る時代だ。我々の戦い方が古かった」と分析した。

公明党も敗因を分析

公明党愛知県本部の岡明彦幹事長も敗因について、「我々の力不足だ。短期間で理念や目指すところを伝えきれず、有権者にとって選択肢になり得なかった」と認めた。さらに「消費減税は争点にならず、中盤からは非核三原則の堅持など平和を争点にしたが、理解を得るところまでいかなかった」と付け加えた。

解散直前に結党された中道改革連合には「選挙目的だ」との批判があった。副代表を務め知名度も高い3区の近藤昭一氏も敗れ、30年近く守り続けた議員バッジを失う結果となった。陣営幹部は「昨秋まで与党だった公明党と手を組んだことにアレルギー反応が強かった。旧民主党の流れをくむ国民民主党支持層も離れた」と打ち明けた。

国民民主党支持層の動向

愛知県内で国民民主党が候補者を擁立しなかった選挙区は11に上った。読売新聞社がNHKや日本テレビ系列各局と共同実施した投開票日当日の出口調査によると、国民民主党支持層の投票先は自民党候補が4割に対し、中道改革連合候補は2割にとどまった。無党派層でも1人を除き、自民党候補が中道候補を上回る結果となった。

中道改革連合と国民民主党を支援した連合愛知の幹部は、「玉木代表らが中道を批判した結果、自民党に票が流れた。強い追い風が自民に吹く中、まきをくべる発言ばかりだった。何がしたかったのか」と怒りを隠さなかった。

自民党の大勝利と国民民主党の健闘

惨敗した中道改革連合とは対照的に、国民民主党は3人が当選し、1人が比例復活。選挙前と同じ勢力を確保することに成功した。

愛知県庁で10日午後に行われた当選証書授与式では、大勝した自民党議員らが互いに健闘をたたえ合っていた。3区の新人・水野良彦氏は「僕というより高市さんへの期待の風があり、しっかり帆を張れた」と語り、5区の新人・岡本康宏氏も「総理への強い期待を感じつつ、SNS発信にも力を入れた」と選挙戦を振り返った。

民意の移り気と今後の課題

民意は移り気だ。昨夏の参院選で大敗した自民党は、憲政史上初の女性首相を先頭に、真冬の政治決戦で圧倒的な勝利を収めた。しかし6区で8選を果たした丹羽秀樹県連会長は、「支持率が高い分、国民の信頼や期待を裏切れば、次の選挙で必ず反動は来る。気を引き締めていく」と語り、勝利に驕ることなく今後の課題に言及した。

愛知県の政界は今回の選挙で大きな転換点を迎えた。自民党の大勝利と中道改革連合の惨敗は、有権者の支持が大きく変化したことを示している。今後の政治動向に注目が集まる。