高市首相は15日、東京都千代田区の日本武道館で行われた全国戦没者追悼式で式辞を述べ、「我が国の平和と繁栄は、戦没者の尊い命と苦難の歴史の上に築かれたものであることを私たちは決して忘れない」と述べた。一方で、昨年石破茂・前首相が13年ぶりに言及した「反省」の言葉には触れなかった。
就任後初の追悼式式辞
昨年10月に就任した首相がこの追悼式で式辞を述べるのは初めて。首相は「戦争の惨禍を二度と繰り返させない。歳月がいかに流れても、この決然たる誓いを世代を超えて継承し、貫いていく」と述べた。
国際社会での役割と遺骨収集
また、首相は「日本は、各国が直面している様々な課題の解決に向け、重要な役割を果たせる」と語り、「インド太平洋の輝く灯台として、頼りにされる国になれる」と強調した。これは、安倍晋三・元首相が2016年に提唱した「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想を進化させる方針を示したものだ。
さらに、戦没者の遺骨収集にも言及し、岸田文雄・元首相が2024年の式辞で使った「国の責務として」との表現を復活させ、「全力を尽くす」と述べた。



