元傭兵が語る現代のイラン情勢と戦争のリアル
ビジネス「非会社員」の知られざる稼ぎ方。米・イランが電撃停戦合意したイラン情勢を、プロはどう見てきたのか。元傭兵が「目論見はすでに崩れているかも」と語る理由とは。8分で読めるこの記事では、元傭兵が現代のイラン情勢と戦争のリアルを語る。
ハイテク化が進む現代戦争でも非人道的行為はなくならない
ハイテク化が進む現代の戦争でも、「捉えた捕虜を拷問して情報を聞き出す」などの非人道的な行為は行われるのだろうか?元傭兵は「あると思います。絶対になくならないと思います」と断言する。
2000年代以降、携帯電話のカメラなどが普及し、米兵が捕虜を虐待している映像が問題になった。そこから先進国では捕虜の扱いが厳しくなったが、国際条約を気にしていない国もたくさんあるという。
前線で捕虜を捕まえると、後方に送るまでの間に尋問することがある。目の前の戦闘を有利に進める情報が取れるかもしれないからだ。そこに「拷問する愉悦」みたいなものはなく、やる方も疲れるし、いい気持ちはしないと語る。
拷問されたら素直に話す人が多い。フィクション作品みたいに「絶対に言わない」とボコボコにされても黙っている人は、ほとんどいない。徴兵されて嫌々軍隊に入った若い兵隊もいるし、捕虜になったら殺されるかもしれないという恐怖もある。話せば助かる可能性がある、殴られないで済むと思えば、結構しゃべるという。
戦争映画「全体がリアルだと思うことはない」
フィクションの話が出たが、「戦争映画」はどこまでリアルな戦争を描いているのだろうか?元傭兵は多くの映画やドラマの監修として参加している。
「映画は見た目重視ですから。リアルにやりすぎると地味になって、画面として面白くないこともあります。なので自分のアドバイスは2~3割受け入れられればいいくらいに思ってやっていました」
手榴弾で人が何人も空中に吹っ飛ぶようなシーンもあるが、実際の手榴弾はそこまでの威力はない。でも監督が「ここはこうしたい」と言えば、それ以上は言わないという。
映画を見ていても、全体がリアルだと思うことはない。ただ、瞬間瞬間で「ここはリアルだ」と思うことはあると語る。
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