米イラン、戦闘終結に合意 19日に署名へ
【6月15日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は14日、イランとの戦闘終結に向けた協議について「合意が完了した」と発表した。イランも合意を確認し、攻撃の停止を表明した。両国は19日、合意に署名する予定だ。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿し、「イランとの合意が完了した。ホルムズ海峡を通航料なしに開放することを全面的に承認する。同時に米国海軍の封鎖を即時解除する。世界中の船よ、エンジンを始動せよ。石油を流通させよ」と述べた。
トランプ氏は、署名式が19日に行われると明らかにし、署名後にホルムズ海峡が開放されるとした。仲介国パキスタンのシャバズ・シャリフ首相によると、署名式はスイスで行われる。
一方、イランのカゼム・ガリババディ外務次官はイランのテレビに対して「すべての戦線、レバノンを含む戦争に対して、恒久的かつ即時の終結が宣言された」と述べた。
ガリババディ氏は、2か月以内の「最終合意」を目指して両国が協議を開始することも明らかにした。
英国、フランス、ドイツ、イタリアは、今回の合意を歓迎し、「イランが核計画に関して明確で検証可能な措置」を講じた場合、イランに課していた制裁を解除する準備があると述べた。
合意を受けて、原油先物は4%超下落し、アジアの株式市場は急騰した。東京株式市場では取引開始直後から買い注文が増え、日経平均株価は一時、4%超上昇した。
イランが合意に関してイスラエルのレバノンにおける攻撃停止を求める中、14日にイスラエルが親イラン武装組織ヒズボラの拠点であるベイルート南部郊外を空爆。イランの主任交渉官を務める国会議長のモハマドバゲル・ガリバフ氏は、イスラエルの攻撃を非難し、和平交渉の継続に疑問を呈した。
自身の80歳の誕生日である14日中に合意を目指していたトランプ氏は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と電話で会談し、今回の攻撃に怒りをあらわにした。
米ニュースサイト「アクシオス」によると、トランプ氏は空爆により「調印が遅れた」と非難し、「なぜビビ(ネタニヤフ氏の愛称)は、こんなクソみたいな攻撃をしなければならなかったんだ?」「本当に頭にきた。そう彼に伝えた。なんの判断力もない」と述べた。



