漫画家の弘兼憲史さん(78歳)が、60歳を過ぎても職場で必要とされる人とそうでない人の違いについて、自身の経験を基に解説している。『「まだ働かなきゃダメなんですか?」60歳からでもバリバリできる仕事力』(主婦と生活社)からの抜粋記事が話題だ。
嫌われる上司の共通点
弘兼さんは、1970年に松下電器産業(現パナソニック)に入社した経験から、嫌われる上司の特徴を分析。当時は上司の説教が3時間に及ぶことも珍しくなかったという。その中で、同期と共に「なぜ嫌われるのか」を研究した結果、以下の点が浮かび上がった。
- 自分中心で空気が読めない:自慢話ばかりする人は、特に女性から嫌われる。
- 部下の失敗をいつまでも蒸し返す:過去のミスを繰り返し指摘する上司は信頼を失う。
- お金に汚い:割り勘にこだわったり、飲み会で元を取ろうとする行動は敬遠される。
人望が仕事の評価を決める
弘兼さんは「仕事の評価は最終的に人望で決まる」と断言。年配者に求められるのは、過去の成功談ではなく、経験に裏打ちされた失敗談だと強調する。「愚痴や不満を言わず、若い人と同じ目線で話すことが大切。論破しようとする人は好かれない」と指摘する。
「老害」にならないための心構え
「老害」とみなされないためには、素直に謝れることが重要だという。「でも」「しかし」といった否定的な言葉を避け、相手の意見をまず受け入れる姿勢が求められる。また、「老化」ではなく「成長」と捉えることで、年齢を重ねても柔軟な思考を保てると述べている。
弘兼さんは、60歳を過ぎても仕事を楽しむためには、自分をアップデートし続けることが不可欠だと結論づけている。



