不動産調査会社の東京カンテイが24日に発表した8月の中古マンションの平均価格(70平方メートル換算、希望売り出し価格)で、東京都の価格は1億1274万円となり、2年4か月ぶりに前月を下回った。価格が急騰していた都心部で、高値で買い手がつかず、値下げする動きが広がっている。
都心6区は4か月連続で低下
都心6区(千代田、中央、港、新宿、文京、渋谷)は4か月連続で低下し、0.7%減の1億8068万円だった。東京都全体も0.2%下落に転じた。
首都圏全体では上昇続く
一方、首都圏全体(東京、神奈川、埼玉、千葉)では0.8%増の7606万円と、25か月連続で上昇した。千葉県が2.3%増の3058万円、埼玉県が1.4%増の3329万円などとなっており、都心部から購入者の流入が続いているとみられる。
高橋雅之上席主任研究員は、首都圏の需要は今後も底堅いとした上で、「金利の上昇で住宅ローンの負担が増えると、需要に陰りが出てくる可能性もある」としている。