スギ由来リグニンから高機能プラスチック代替素材、愛媛県鬼北町に生産プラント建設へ 林業再生も期待
スギ由来リグニンで高機能プラ代替、愛媛にプラント建設

スギが石油由来のプラスチックに代わる工業素材として期待され、愛媛県鬼北町に新たなプラントが建設される。プラントでは、スギに約3割含まれる成分「リグニン」を加工した「PEG改質リグニン」を生産する。原料は地域の間伐材で、電子基板や自動車部品などに使う高機能プラスチックの代替素材として利用される。

リグニンとは

リグニンは、木を堅くして樹木を支える成分で、セルロースを鉄筋に例えるとコンクリートにあたる存在だ。高機能材料への応用が期待されながら、樹種や抽出方法によって性質がばらつくため、利用が限られていた。

課題を解決

この課題を解決したのが、森林総合研究所だ。同研究所の山田竜彦上級研究員が開発した改質リグニン製造技術により、安定した品質の素材生産が可能となった。開発されたプラントは、2026年5月時点で茨城県つくば市に設置されている。

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林業再生への期待

花粉症の原因として厄介者扱いされるスギの有効活用につながる。間伐材を原料とし、林業の活性化にも寄与することが期待される。プラントの建設は近く愛媛県鬼北町で始まる予定だ。

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