7月14日に亡くなった山田五郎さんを追悼し、BS日テレの番組『ぶらぶら美術・博物館』の最終回が、23日(18:00~)に再放送される。
『ぶらぶら美術・博物館』は、2010年4月から2023年9月まで13年半にわたり、各地の美術館や博物館、名所旧跡などを“散歩感覚”で紹介してきた番組。今回は追悼企画として、2023年9月27日に最終回として放送された「西洋絵画史まるわかり! 国立西洋美術館ベストセレクション」を届ける。
国立西洋美術館で西洋絵画史をたどる
最終回では、山田さん、おぎやはぎ、高橋マリ子が東京・上野の国立西洋美術館を訪れ、常設展をじっくり堪能。ルネサンスから近代までの名作を巡りながら、西洋絵画の歴史を分かりやすく、楽しく紹介していく。
国立西洋美術館の収蔵作品は約6,000点。実業家・松方幸次郎が戦前にヨーロッパで買い付けた「松方コレクション」をはじめ、ロダン、ルーベンス、モネ、ドガら巨匠の作品がそろい、常設展ではその中から約200点を展示している。
モネの『睡蓮』など名作を紹介
番組で注目する作品の一つが、松方がモネのジヴェルニーの自宅を訪れ、本人に直談判して購入したという『睡蓮』。約2メートル四方の大画面に抽象と具象がバランスよく描かれ、モネが厚塗りした絵具の盛り上がりも当時のまま残る、保存状態の良い貴重な作品だという。
このほか、印象派に影響を与えたクールベの狩猟画や、17世紀初頭のスペインで人気を博した静物画、国立西洋美術館の建物を設計したル・コルビュジエの絵画作品なども紹介。ルネサンスから近代までの西洋絵画史をたどる。
山田五郎さんの経歴
山田五郎さんは1958年12月5日生まれ、東京都出身。上智大学文学部在学中にオーストリア・ザルツブルク大学へ1年間留学し、西洋美術史を学ぶ。卒業後は講談社に入社し、『Hot-Dog PRESS』編集長、総合編纂局担当部長などを経て、2004年に独立した。独立後は、西洋美術、時計、ファッション、街づくりなど幅広い分野で執筆・講演活動を展開。テレビでは『出没! アド街ック天国』『タモリ倶楽部』『ぶらぶら美術・博物館』などに出演し、豊富な知識をユーモアを交えて伝えた。YouTube『山田五郎 オトナの教養講座』でも美術を分かりやすく解説し、2025年には同番組の活動で第17回伊丹十三賞を受賞した。



