『救命病棟24時』13年ぶり復活で初回注目度2位、『VIVANT』は3週連続首位
『救命病棟24時』復活初回が注目度2位 『VIVANT』首位

テレビ画面注視データ「注目度」の週間番組ランキング(10月12日~18日)で、13年ぶりに復活したフジテレビ系ドラマ『救命病棟24時』の初回が、個人全体68.0%で2位にランクインした。江口洋介と松嶋菜々子がダブル主演を務める新シリーズでは、ベテランと若手の価値観の違いが浮き彫りに。一方、TBS『日曜劇場「VIVANT」』は3週連続で首位を獲得した。

祝日週の番組がトップ10に

スポーツの日から始まったこの週は、祝日の夜に放送された月曜の3番組が、そろって個人全体のトップ10に入った。

その週末にはテレビ朝日『人生の楽園』がコア視聴層で2位に食い込んだ。10月17日の放送で紹介されたのは、和歌山県有田市でカフェを営む静男さんと安子さんの夫妻。陶芸に出会ったのは、2人が50代になってから。自分たちで焼いた器に地元の味を盛り、客を迎える日々が映し出された。肩の力が抜けた暮らしぶりが、週末の夕方に視聴者の目をとらえたようだ。

『VIVANT』が3週連続首位

個人全体の1位は今週も『VIVANT』で、3週連続の首位。10月18日の第21話は、シャキ城で別班員の奪還を果たした乃木憂助(堺雅人)とノコル(二宮和也)たちが、ゴルバド共和国を抜け出そうとする逃走劇だった。ところが追っ手を振り切れず電波の届く場所まで来てしまい、救出の一件はシンシーを率いる樊林杏(宮下今日子)の耳に入ってしまう。

配信作品との接続も見どころだった。U-NEXTで配信中のスピンオフ『チンギスーVIVANT THE ORIGIN STORYー』は、そのラストがこの回へ直結する作り。タイトルにもなっているバルカ共和国の警察官・チンギス(バルサラハガバ・バタボルド)が本編に現れ、ガラマン空港へ向かうルートを断たれた乃木たちに加勢。息の合った立ち回りで、劣勢は一気にひっくり返った。

配信を見てきた人ほど目が離せない仕掛けも、注目度を押し上げたと考えられる。

『救命病棟24時』初回の見どころ

江口洋介と松嶋菜々子のダブル主演で知られるフジテレビの医療ドラマ『救命病棟24時』が、13年ぶりの第6シリーズとして月9枠に帰ってきた。15分拡大の初回は、個人全体68.0%で2位に入った。

今作の軸は、ベテランと若手の価値観のずれ。副センター長として都立第三病院救命救急センターに復帰した小島楓(松嶋)はチームづくりに奔走するが、効率を重んじる若いスタッフとの溝はなかなか埋まらない。

もう一つの火種が、海外から戻った進藤一生(江口)の処遇。爆発事故の現場で久々に進藤と救命に当たった小島は、再び一緒に働きたいと願う。けれども本人にその気はなく、院長の落合雅人(沢村一樹)も、後輩医師を追い込んだというパワハラの噂を問題視して首を縦に振らない。小島は進藤の前の職場、平塚記念病院の医局長・広瀬斎(風間俊介)を訪ねて事情を探る。

印象的だったのは、運び込まれる患者をめぐる場面。電話で聞いた症状から心筋梗塞と見立てた専攻医の宮沢蓮(木戸大聖)は、自分が手術すると言い出す。しかし進藤は症状の奥にある食道破裂に気づき、自ら執刀を引き受けた。若手の思い込みを経験が覆したこの一幕は、新シリーズが描く世代の衝突を象徴しているようだった。