『アメリカ横断ウルトラクイズ』30年ぶり復活、地球一周規模にスケールアップ
『アメリカ横断ウルトラクイズ』30年ぶり復活、地球一周規模に

日本テレビの伝説的視聴者参加型クイズ番組『アメリカ横断ウルトラクイズ』が、番組誕生50周年を記念して約30年ぶりに復活することが18日に発表された。番組公式サイトに明記された「屋外1次予選」「アフリカ初上陸」「推理力」「過酷な罰ゲーム」などのキーワードを手がかりに、ファンの間で早くも内容予想が広がっている。

まさかのスケールアップで復活

事前に『アメリカ横断ウルトラクイズ』に関する発表が予告されていたものの、昨今テレビ局の番組制作費が削減傾向にある中で、「世界で最も制作費のかかったクイズ番組」としてギネス世界記録にもなった同番組がフルスペックで復活することを予想するファンは、ほとんどいなかった。

ところが、従来のアメリカ横断から、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカを巡る“地球一周規模”へとスケールアップすることが明らかに。驚きをもって受け止められると同時に、ファンの関心は「どのようなルートを巡るのか」「往年の名物クイズは復活するのか」という具体的な内容へ移り、番組公式サイトに掲載された大会概要や1次予選の情報を手がかりに、早くもさまざまな予想が行われ、期待が高まっている。

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屋外1次予選で“○×走りクイズ”復活か

まず注目されているのが、9月12日に東京都内で行われる1次予選だ。公式情報には「屋外会場を予定」とあり、天候によって翌13日に順延する可能性も記載されている。会場や予選形式はまだ明かされていないが、屋外で多くの参加者を集めるとみられることから、往年の大会を象徴する大規模な「○×走りクイズ」を予想する声が上がっている。

かつての『ウルトラクイズ』では、後楽園球場や東京ドームに全国から挑戦者が集まり、○か×かのエリアへ走って移動する方式で最初の通過者を決定していた。今回の1次予選が同じ方式になるとは発表されていないが、「ニューヨークへ行きたいかー!」という掛け声の下、大勢の一般参加者が一斉に走る光景を再び見たいという期待は大きい。

ヨーロッパからアフリカ、アメリカへ

復活版は、これまでの「アメリカ横断」から“地球一周規模”へとスケールアップ。ヨーロッパ、番組初上陸となるアフリカ、そしてアメリカを巡る「3大陸横断ルート」が設定される。

全行程は約4万2,000キロで、出題数は1,000問以上とも予告。日本を出発し、世界各地の名所や旧跡でクイズを行いながら、決勝の地・ニューヨークを目指す。

過去の大会では、グアムやハワイを経てアメリカ本土へ渡るルートが定番だったが、今回はどのヨーロッパ都市から旅が始まり、アフリカのどこがチェックポイントに選ばれるのか。開催地の歴史や文化、風景を生かしたクイズが登場する可能性もあり、ルートそのものが大きな見どころになりそうだ。

敗者はその場で旅を終え、帰国するという基本ルールも健在。挑戦者が次の目的地へ進めるかどうかが現地で決まる、“勝てば天国、負ければ地獄”の緊張感も引き継がれる。

新要素“推理力”で何が変わる?

令和版では、番組伝統の「知力・体力・時の運」に、「知識を超えた推理力」が新たに加わる。単に多くの知識を持つ人だけでは勝ち抜けない構成になるとみられ、現地で得た情報やヒントから答えを導く形式、状況を読み解く力を試す企画などが予想されている。

参加資格は満18~65歳。かつて番組に熱狂した世代から、『ウルトラクイズ』をリアルタイムで見たことのない若者まで、幅広い世代が同じ舞台で競うことになる。

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知識量だけでは測れない勝負になれば、年齢や職業、経験の異なる挑戦者たちが、それぞれの強みを発揮する場面も増える。一般参加者の個性や人間関係を描いてきた、同番組らしいドラマへの期待も膨らむ。

「泥んこ」「バラマキ」復活にも期待

往年のファンが気に掛けているのは、名物企画がどこまで復活するかだ。過去の大会では、○か×かのパネルへ飛び込み、不正解なら泥まみれになる「泥んこクイズ」や、広大な土地にまかれた封筒を拾って問題に答える「バラマキクイズ」など、知力だけでなく体力と運が試される企画が数多く生まれた。

今回も名物の過酷な罰ゲームは健在だといい、参加資格の注意事項では、「番組の特性上、砂漠を走り、泥に飛び込み、水中でクイズをするなど過酷なシチュエーションを予定しています」と明記。泥んこクイズやバラマキクイズそのものが行われるとは発表されていないものの、令和の安全基準や撮影環境に合わせ、名物企画がよみがえる可能性に注目が集まっている。

番組の魅力について、日本テレビの櫻井は「テレビのワクワク感や高揚感のようなものが詰まっている」と表現。一般参加者と視聴者がつながる感覚に引かれたとも語っている。

往年の形式をそのまま再現するのか、令和の技術や価値観を取り入れて大胆に進化させるのか。予想が飛び交う時間も含め、年末年始の放送に向けて新たな『アメリカ横断ウルトラクイズ』が、すでに始まっている。