漫才コンビ「ジョックロック」が、独特の「演技漫才」を武器にM-1グランプリ優勝を狙う。2024年の決勝進出から、さらなる飛躍を誓う。
結成2年でM-1決勝へ
大阪府出身の福本ユウショウ(39)と大分県出身のゆうじろー(28)が2022年に結成。芸歴はゆうじろーが7年後輩で、初対面の時、福本は「生意気そうなやつ。実績のない自分をなめているな」と感じたという。一方のゆうじろーは、相手に「暗いけど、内に秘めてる熱さがありそう」という印象を持ったと振り返る。
福本が書いたネタを試すと、ゆうじろーの演技力がうまくはまり、2人でやっていくことに決めた。結成から2年で出場したM-1決勝のネタは医療ドラマ。看護師役のゆうじろーがスマートフォンのアラームを切り忘れ、変な音が鳴り響くと、福本が「こいつ、病院で一番うるさいMRIとるときの音をアラームにしてる」とツッコミ。ゆうじろーが患者の心拍を「ンーピッ、ンーピッ」と声に出すと、「裏拍だ。サカナクションのイントロみたいでかっこいい」と大声で叫ぶテンポのいい応酬で笑わせた。
「演技漫才」へのこだわり
ネタは全て福本が作っている。「コント漫才」と評されることもあるが、福本は「コント漫才は映画のように設定に整合性がある。突然歌い出すミュージカルのように、世界観の中でおかしなことをするのが演技漫才です」と持論を語る。ゆうじろーは「誰もやっていないボケを探して、一番いい見せ方をしてくれる」と信頼を寄せる。
目標は「M-1優勝」と声をそろえ、夢の舞台でのリベンジを誓う。
劇場の看板芸人として
2人が拠点にする「よしもと漫才劇場」(大阪市中央区)では今年春、たくろうやカベポスターら出演コンビの東京進出が相次いだ。ジョックロックは、7月からカベポスターの後任でテレビの新レギュラーとして出演し、劇場を支える看板芸人として期待が集まる。
福本は「自分はクラスの隅っこでおもしろいことを言うタイプだけど、劇場の顔に見合う実力をつけたい」。ゆうじろーは「ありきたりな人にならないよう、個性とのバランスを大切にしたい」と話した。
9月13日午後4時から万博記念公園お祭り広場(大阪府吹田市)で開催される「マンゲキ夏祭り2026」に出演する。問い合わせは0570・550・100。



