スピッツの「空も飛べるはず」(1994年4月リリース)が、10日発表の最新「オリコン週間ストリーミング急上昇ランキング」(9月14日付、集計期間:8月31日~9月6日/オリコン調べ)で、上昇率13.9%を記録し、3位にランクインした。
32年前の名曲が再び注目を集めるきっかけとなったのは、8月29・30日に放送された日本テレビ系大型特番『24時間テレビ49-愛は地球を救う-』。チャリティーランナーを務めた星野真里のマラソン企画では、同曲がテーマ曲のように何度も流れ、80kmを走る星野を後押しした。
番組終盤の大合奏と娘からのサプライズ
番組終盤には、総合司会の内村光良がマエストロを務め、出演者と大阪桐蔭高等学校吹奏楽部による総勢約90人の大合奏を実施。Mr.Children「HANABI」とともに、「空も飛べるはず」が星野へ届けられた。
京本大我がリードボーカルを務め、ジェシーがドラム、松村北斗がリードエレキギター、高地優吾がベース、森本慎太郎がシロフォン、田中樹がグロッケンシュピールを担当。山崎育三郎がピアノ・コーラス、芳根京子がフルート、羽鳥慎一がコンガ、水卜麻美アナウンサーがエレキギターで参加した。
さらに曲の途中では、星野の娘・ふうかちゃんからサプライズメッセージが届けられ、「空も飛べるはず」をアカペラで歌う映像も放送。走りながらその歌声を聴いた星野は、涙を浮かべながら「すごい!」と笑顔を見せた。
その後、星野は8月30日20時42分に80kmを完走。ゴール目前でふうかちゃんの姿を見つけると駆け寄り、抱き合った。
「できた!を増やす子ども募金」4億円超に
星野がマラソンに挑戦した背景には、筋肉の難病・先天性ミオパチーを抱え、電動車いすや人工呼吸器を使いながら生活するふうかちゃんと歩んできた経験がある。
「すべての子どもたちが分けられることなく、子どもたち自身が自分の居場所を選べる世の中になってほしい」という星野の思いを受け、番組では目的別募金「できた!を増やす子ども募金」を開設。集まった寄付金は、電動車いすの贈呈をはじめ、すべての子どもたちが自分の夢をかなえられる社会を実現するための支援に活用される。
星野がゴールした番組終了時点では3億8054万8400円が集まり、翌31日18時時点では4億518万4216円に達した。
マラソンの映像とともに繰り返し響き、最後には娘から母へ届けられた「空も飛べるはず」。『24時間テレビ』で印象的に使用された32年前の楽曲が、ストリーミングでも改めて存在感を示す形となった。
急上昇ランキング1位はRADWIMPS
同ランキングの1位は、RADWIMPS「セプテンバーさん」で、上昇率39.0%。2005年9月3日の横浜BLITZ公演で初披露され、2006年2月発売のアルバム『RADWIMPS 3 ~無人島に持っていき忘れた一枚~』に収録された楽曲で、今年9月3日にはボーカルの野田洋次郎が自身の公式X(Twitter)で「ハロー、セプテンバーさん」と投稿した。
翌4日には、特定の1日ではなく、夏から秋へ移り変わる“9月”への思いを歌った楽曲であることを改めて説明。発売から約20年を経ても、9月3日をきっかけに毎年聴かれる一曲となっている。
2位は、Kvi Baba「BPM(feat. KREVA)」で上昇率28.1%。8月27日に横浜アリーナで行われたKvi Babaの単独公演にKREVAがゲスト出演して同曲を披露し、29日にはライブ映像がYouTubeで公開された。
また、RADWIMPS「スパークル(original ver.)」が4位。2016年公開のアニメーション映画『君の名は。』で使用された楽曲で、8月26日の公開10周年に新海誠監督が公式Xで同作に言及していた。
5位以下は、monet「分かっちゃいないね(feat.花隈千冬)」、SixTONES「こっから」、Superfly「Beautiful」、YAO「777(feat. Awich, CHICO CARLITO, ONE OK ROCK & Paledusk)」、SHISHAMO「明日も」、Stray Kids「RUN IT」と続いた。



