俳優・声優・歌手の平野綾が、10月14日放送と21日放送のBS11アニソン番組『Anison Days』(水・午後11時)に2週連続で出演する。今年でソロ歌手デビュー20周年、CDデビュー25周年、声優デビュー25周年、ミュージカルデビュー15周年と4つのアニバーサリーイヤーを迎えた平野だが、番組への出演は意外にも初めてとなる。
歌手活動20年を振り返り「まさか自分が歌を出すとも思わなかった」
今年5月に台湾で開催された「ANISAMA in TAIPEI 2026 -DOSHA!-」で共演していた平野と森口博子。その際に森口から番組へ誘われていた平野は、「ついに念願が叶った!」と喜びを語った。森口と酒井ミキオからアニバーサリーイヤーを祝福されると、「まさか自分が歌を出すとも思わなかった。20年も続けられていることに驚いている」と心境を明かし、「たくさんの素敵な出会いをさせていただいた」と感謝の思いを述べた。
平野は当初「歌手活動なんてできない」と積極的になれなかったという過去を告白。ソロデビュー2作目となった「冒険でしょでしょ?」が想像を超えるヒットとなり、「何が起きているかわからなかった」と振り返った。音楽活動のモチベーションについては「常にさまざまなジャンルのお仕事で鍛え続けてきたので、同じ歌を歌うにしてもいろんなアプローチができるように。その結果、向上心を持って取り組めるようになりました」と答えた。
海外公演の醍醐味とハプニング、ハルヒへの思い
海外公演も数多く行う平野は、海外の観客が客席からアニメへの愛をアピールしてくれるのが「海外ライブの醍醐味」と語る。森口から「驚いた海外ならではのハプニング」を聞かれた平野は、20年ほど前にロサンゼルスで開催された『アニメエキスポ』で『涼宮ハルヒの憂鬱』発のユニット・SOS団として出演した際、「到着したらホテルが予約されていなかった」と明かし、ホテルのロビーで数時間待機したエピソードを披露。ライブ終了後はファンとホテルのエレベーターで一緒になり、「おやすみ~!」と声をかけられた思い出を楽しそうに振り返った。
アニバーサリーについては「積極的に過ごしていきたい。喉まで出かかっている重大な、言いたいことがあるのですけど、もうちょっと待っていてほしい。アニソンは世界をつなぐと思っているので、いろいろな国に行って、直接お届けすることをこれからも実現していきたい」と展望を語った。
『涼宮ハルヒの憂鬱』放送20周年への感謝と「God knows...」秘話
平野の声優活動に欠かせないTVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』も今年で放送20周年を迎えた。平野は「この作品がなければ今の私はない。人生を変えてくれた作品」と感慨深げに話し、「声優として、たくさんの方に知っていただけるとは思っていなかった」と語った。
多くの楽曲の中で「特に大事な一曲」として挙げたのが「God knows...」。レコーディングでは「いくら歌ってもOKが出なかった」と回想し、「この頃はお金がなくて、現場の差し入れをたくさんもらってお腹を満たしていました(笑)」「なんとかこの歌で、食べられるようになりたいと思っていた」とハングリー精神で臨んでいたことをユーモアたっぷりに明かした。
ライブパートで魅せた進化と原点の融合
ライブパートでは、中学生時代によく聴いていた堀江由衣の「Love Destiny」をカバー。酒井が「音楽的にはBメロが好き」と口にすると、平野も「一緒です!私もBメロが好き」と共鳴し、「10代の頃は堀江さんの髪型をマネしていた」とほほ笑ましいエピソードも飛び出した。
「Super Driver」では「テレビで歌うのは初めて」とサプライズ。酒井率いるミッキーバンドとの掛け声も交え、疾走感あるナンバーに拳を突き上げるパフォーマンスで現場のボルテージは最高潮に達した。さらに「God knows...」ではスタンドマイクを片手に力強い歌声を披露し、「冒険でしょでしょ?」はキュート&ポップな歌唱で魅了。歌手活動20年分とミュージカル活動15年で培われたノウハウを詰め込んだパフォーマンスで、ボーカルスキルの進化を見せた。
収録後の独占インタビューで語ったアニソンへの情熱
収録後のインタビューで、平野は「やっと出られた!という気持ちが大きいです。いろんな人から番組の話は聞いていたし、観てもいたので、いつ呼んでいただけるのだろうと期待して待っていました(笑)。思い出のアニソンをカバーさせていただけることで緊張しましたが、めちゃくちゃ楽しませていただきました」とコメント。
酒井は「さまざまなキャリアや経験を積まれてきた方なので、話の引き出しがたくさんあって面白かったです。しかも、その一つ一つが深い。博子さんとの相乗効果もあり、いい話がいっぱいあったので、編集しちゃうのがもったいないですね」と絶賛。森口も「台湾のアニサマでお会いした際、平野さんが『『Anison Days』の話はいろんな人から聞いています』と言ってくれたことがすごくうれしかった。『ぜひ来てください』ということで実現できたのも最高です」と語った。
アニソンを歌うことについて、平野は「きっと多くの人に『この時期にこのアニメを観ていた』という経験があると思います。その時に聴いた曲はアニメの画だけではなく、自分の身の回りの風景などと一緒に覚えているのでは? 私も主に平成のアニソンに育てられましたので、そうやって誰かの思い出の一つになれるように、これからも頑張りたいです」と語った。
番組の見どころについて、平野は「テレビで歌ったことがなかった『Super Driver』や、ずっと聴いてきた堀江さんの曲を初めて披露できるのがうれしいです。あとエピソードトークも、『そういえばこれテレビで話していないな』みたいなことをいっぱい喋れたと思うので、そのあたりも楽しんでいただけたらと思います」と話した。
『Anison Days』はBS11で毎週水曜午後11時から放送。MCは森口博子と酒井ミキオが務め、ナレーションは駒田航が担当する。