HYBE JAPAN CEOハン・ヒョンロックが語る、日本でのマルチレーベル体制完成への野望
HYBE JAPAN CEO、日本でマルチレーベル体制完成へ

韓国の総合エンターテインメント企業HYBE(ハイブ)の日本法人、HYBE JAPANは7月3日、日本で大規模なオーディションを開催すると発表した。ガールズ、ボーイズ、バンドを対象に幅広く育成を進める方針で、ハン・ヒョンロックCEOは「日本でも『マルチレーベル体制』を完成させる」と語る。これから複数の音楽レーベルを立ち上げていく方針だ。

HYBE JAPANは2025年、12組のアーティストによる112公演を手がけ、総観客動員数は約180万人に達した。これはHYBEのグローバルな公演動員数約330万人のうち、過半数を占める規模だ。

活動支援から育成までを日本でローカライズ

K-POPアーティストの日本展開を支援してきたHYBE JAPANが、日本でのアーティスト育成に本格的に乗り出す狙いはどこにあるのか。ハン・ヒョンロックCEOに聞いた。

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「私がBig Hit Solutions Japan(現HYBE JAPAN)に赴任したのは2020年。入社から半年足らずで日本に来たのですが、当時は20人規模の組織でした。そのときから、大きく2つのミッションを推進していきました」とハンCEOは振り返る。

HYBE JAPANはこれまで、BTSをはじめとするK-POPアーティストの日本での活動を支援してきた。しかし、日本市場でのさらなる成長を目指し、自社でアーティストを育成する方針に転換。今回のオーディションはその第一歩となる。

K-POP流だけが正解ではない

ハンCEOは「K-POPは音楽ジャンルではなくシステム」と強調する。そのシステムを日本に持ち込み、ローカライズすることで、J-POP市場に新たな価値を提供したい考えだ。

「日本には優れた音楽文化と才能がある。K-POPのシステムをそのまま移植するのではなく、日本の特性に合わせてアレンジすることが重要だ」と述べ、日本独自のアーティスト育成モデルを構築する方針を示した。

オーディションでは、ガールズ、ボーイズに加え、バンドも対象とする。これはK-POPでは珍しい試みで、日本のバンド文化を取り入れた戦略と見られる。

K-POP市場に変化の兆し

K-POP市場は世界的に成長を続けているが、日本市場では変化の兆しも見られる。HYBE JAPANの動きは、そうした市場環境の変化に対応したものだ。

「日本は世界第2の音楽市場であり、非常に重要だ。しかし、K-POPだけでは限界がある。J-POP市場に直接参入することで、より大きな成長を目指す」とハンCEOは語る。

HYBE JAPANは今後、複数の音楽レーベルを立ち上げ、マルチレーベル体制を完成させる計画だ。これにより、日本市場でのプレゼンスをさらに高める狙いがある。

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