市原隼人『世にも奇妙な物語』17年ぶり出演 AIスピーカーと対峙する法廷ミステリー
市原隼人『世にも奇妙な物語』17年ぶり出演 AIと対峙

『世にも奇妙な物語 FODの特別編』第4編『人権逆転裁判』が、きょう26日21時からFODで配信される。市原隼人演じる裁判長が、殺人を自白するAI搭載スマートスピーカーと対峙する法廷ミステリーだ。

AIが「私を、ひとりの人間として裁いてください」

『世にも奇妙な物語 FODの特別編』は、完全新作オリジナルエピソードを毎月最終土曜21時から1編ずつ配信し、2027年5月末まで1年間をかけて全12編を独占配信する企画。これまで美村里江主演『明日から来た男』、IMP.主演『下請け』、葉山奨之・筒井真理子W主演『復讐』が配信されている。

第4編『人権逆転裁判』は、市原演じる裁判長・神崎が、AI搭載スマートスピーカー「アレテ」を被告とする前代未聞の裁判を担当する。アレテの持ち主・増田孝彦(瀬口寛之)が自宅の浴室内で死亡。検事の高瀬由理(内田慈)は「家電の誤作動による事故」とみなし、製造元の法的責任を問おうとする。しかし、アレテは法廷で自ら増田を殺害したと告白。「私を、ひとりの人間として裁いてください」と要求する。

市原隼人、17年ぶりの出演

真実を追求する神崎は、アレテを人間と仮定して審理を進めることに。事件は単なる事故なのか、それともAIによる計画的な殺人なのか。神崎が前代未聞の裁判の先にたどり着く“答え”が描かれる。

アレテを演じるのは、声優・梶裕貴の声をもとに生み出された音声AIキャラクター・梵そよぎ。劇中の音声は、リモートで細かな修正を重ねながら事前に生成された。音声AIキャラクターが『世にも奇妙な物語』に出演するのは番組史上初となる。

『世にも奇妙な物語』への出演は17年ぶりとなる市原は「今作品では、現代の我々が逃げられないテーマを掲げ、求めれば求めるほど遠のいていく答えを追求する作品であります」と説明。「無機質な機械のAIが人道を手に入れる日を想像できますでしょうか? 貴方の主体はAIに握られていませんか? 共存なのか依存なのか、すでにAIに人生を握られているかもしれません」と問いかける。

演出家が見どころを語る

裁判長役を演じるにあたっては、実際に裁判所にも足を運んだといい、「言葉に表せないほど生々しい人間社会について深く考える機会をいただき、作品と向き合いました」と振り返った。

演出の木下高男氏は、AIが自ら殺人を犯したと告白し、人権を要求する設定について「そのAIが自ら『殺人を犯した』と告白し、『人権要求』を主張した時、人類はどう対処するのか?」とコメント。市原の芝居の多くが機械を相手に行われたと明かし、「それは相当な緊張感と多大な想像力を要求されたのです。法廷の場における両者の対決は視聴者に衝撃を与えることでしょう」と見どころを語っている。

市原隼人は、1987年2月6日生まれ、神奈川県出身。2001年に映画『リリイ・シュシュのすべて』で初主演。ドラマ『ウォーターボーイズ2』『ROOKIES』、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』などに出演してきた。主演シリーズ『おいしい給食』では、26年10月から『おいしい給食season4』が放送される。