大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK、日曜夜8時)は物語が終盤へ向かう。本能寺の変、山崎の戦い、賤ケ岳の戦いを経て、秀長(仲野太賀)と兄・秀吉(池松壮亮)は天下取りの道を突き進む。8月下旬に報道各社の取材に応じた制作統括の松川博敬チーフ・プロデューサーは、今後の物語のキーパーソンとして、兄弟のおいで山田涼介が演じる豊臣秀次をあげた。
秀次は「プライドが高い」ヒール役
秀次は、兄弟の姉・ともの息子。秀長の死後、秀吉の後を継ぎ関白となるが、悲劇的な最期を迎えたことで知られる。松川は今作の秀次について「秀吉の後継者になると自覚をしている、かなりプライドが高い人」と解説し、「豊臣ファミリーの中で歯車が狂っていくというヒール(悪役)です」と語った。
山田涼介が語る「戦国Z世代」
起用の理由について松川は「プリンス感」などを挙げた。山田自身は7月のキャスト発表の際、「現場では、秀次は戦国Z世代と言われています」と明かし、「やりたい事に対しては、誰に対しても躊躇(ちゅうちょ)する事なく手を挙げ、意見を言う。失敗しても悪びれない、響きにくい。戦国時代に現在と通じるこんなキャラクターが居た、というのは面白いと思うので観てくださる方が、なんだこいつ?と思ってくださる様なキャラクター作りをしていこうかな、と思っています」とコメントしている。
秀次の暗躍と兄弟の確執
鋭さと危うさを備えた秀次は、叔父の秀長に対して嫉妬心や対抗心を燃やしていく。「秀次が暗躍するような物語になっていく」と松川。今後は、秀次も絡み、仲むつまじかった豊臣兄弟の確執も描かれるという。
ただ、脚本を担当する八津弘幸は7月の取材会で「切っても切れない絆は、大事に描いていく」と語っていた。豊臣兄弟の関係性がどのような形で表現されていくのかも、今後の見どころになりそうだ。



