田中泯、映画『箱の中の羊』で未来の人工身体と人間の関係を語る
田中泯、映画『箱の中の羊』で未来の人工身体を語る

田中泯、映画『箱の中の羊』への思いを語る

「ここにはすごく大切な未来の問題が含まれていると思うんです」――。田中泯が、出演映画『箱の中の羊』への思いを語った。「自分の身体ではない人工的な身体」と人間がどう付き合っていくのか。作品を通して感じたことを、自身の言葉で明かしている。

オファーに即答した理由

田中泯が映画『箱の中の羊』出演オファーに「一発で『やります』と言った」理由について、彼は「僕は職人さんが好きで、まず大工という役柄を聞いて、一発で『やります』と言った」と回想。特にカンナがけのシーンについては、「子どもの頃からちゃんと習いたいと思っていたんで、まさかカンナがけのシーンがあるなんて。本職の方から教えてもらえたのが本当に嬉しかった」と純粋な喜びを口にした。

未来の問題への感銘

さらに、田中は本作が提示する「未来の問題」についても感銘を受けたとのことで、「ここにはすごく大切な未来の問題が含まれていると思うんです」とコメント。「人間は一個の細胞からとんでもない数に分裂してできあがった生命体。そんな私たちが『自分の身体ではない人工的な身体』とどう付き合っていくのか、それはとんでもない問題。人間がどのような未来を持つのか気になっています」と本作のテーマについて深く感銘を受けている様子だった。

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なお、是枝監督によると、昭夫という役は、是枝監督が田中をイメージした「当て書き」だったという。

映画『箱の中の羊』ストーリー

息子を亡くして2年、建築家の音々(綾瀬はるか)と工務店の二代目社長を務める健介(大悟)の甲本夫婦は、息子・翔(桒木里夢)の姿をしたヒューマノイドを迎え入れることになる。彼が到着した日、「おかえり」と駆け寄り喜びを隠さない音々と、戸惑いを隠せない硬い表情の健介。「パパだよね」と問いかけられた健介は、「おじさんでええよ」と答えるのだった。少しずつ動き始める家族の時間。静かに広がっていく波紋。ほどなく予期せぬ事態が起こり、夫婦がそれぞれに抱く息子の死への想いが露わになっていくのだった。夫婦とは?家族とは?彼らは大きな決断に迫られる。そんな中、ヒューマノイド翔は密かにヒューマノイドの仲間たちとつながり始める――。

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