佐野勇斗、『トイ・ストーリー5』声優の本音「純粋に楽しめなかった」と告白
佐野勇斗、『トイ・ストーリー5』声優の本音「純粋に楽しめなかった」

佐野勇斗、『トイ・ストーリー5』声優の本音を告白

幼い頃から何度も観返してきた『トイ・ストーリー』シリーズ。最新作『トイ・ストーリー5』(公開中)で日本版声優を務めた佐野勇斗(M!LK)が、作品への愛ゆえに「純粋に楽しめなかった」と意外な本音を明かした。長年愛し続けてきたからこそ抱いた責任感と、俳優としての飽くなき探究心がその理由だという。

シリーズとの出会いと特別な思い出

1998年生まれの佐野は、「初めて観た映画が『トイ・ストーリー』だったかもしれない」と振り返る。物心つく前から1作目と2作目を観ており、自分の意志で映画館に足を運んだのは『トイ・ストーリー3』だった。車での移動中もDVDで観るなど、常に作品に囲まれた環境で育ったという。

シリーズで一番観ているのは1作目だと語るが、3作目も特別な思い出があり「選べない」と笑う。それほど深く愛するシリーズへの参加は、喜びと同時に重圧ももたらした。

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「手放しには観られなかった」声優としての葛藤

完成した作品を観た感想を問われ、佐野は「これはマイナスに聞こえたら嫌なんですが、やはり手放しには観られなかった」と率直に語る。「何も考えずに『トイ・ストーリー5』を作品として楽しむことはできなかった。物語を楽しみながら、どうしても『大丈夫かな……』という気持ちがあった」と明かした。

この感覚は声優を務めた代償かもしれないとしつつ、日本版声優発表のイベントでも納得いかずに録り直しをしたエピソードを紹介。「何回やったとしても、『大丈夫かな』と思う気がする」と、プロとしての妥協のなさを見せた。

スマーティー・パンツ役へのこだわり

佐野が演じたのはスマーティー・パンツ。観客からは「佐野さんと気づかないほど溶け込んでいた」との声も上がる。アフレコでは「馴染み具合、『トイ・ストーリー』に染まれるか」を意識し、長年シリーズに携わる吹替監督の指示を柔軟に取り入れたという。

周囲の反響について、M!LKメンバーは全員が「すごいね!」と祝福。特にディズニー好きの塩崎太智(※崎はたつさき)が最も驚いていたと明かした。

幼少期から変わらないもの、変わったもの

作品のテーマである「時が流れても変わらないもの」にちなみ、佐野は自身の変化を語る。変わった点は「体力。もう毎日眠たくて、眠たくて。年々体力がなくなっている気がする」と笑う。一方、変わらない点は「ポテトが好きなところ。コンソメや味付きの粉をふりかけるタイプが特に好きで、子供の頃から変わっていない」と意外な一面を明かした。一番好きな味はコーンポタージュだという。

M!LKとして大事にするファンとの関係性

俳優・M!LKとして今後も変わらず大事にしたいものについて、佐野は「メンバーとの関係性」と「ファンとの関係性」を挙げる。「規模が大きくなればなるほど、ファンとの距離も変わってしまうと思う。ただ、そこは感じさせたくないという気持ちがあり、メンバーともよく話し合う議題」と語る。

M!LKメンバーのお辞儀の深さがファンの間で話題になることについて、佐野は「頭がでかいから重たくて下がってくる」と冗談を交えつつ、「ファンには本当に感謝しているので自然とああなる。秒数や深さを決めているわけではない」と説明。感謝の気持ちがグループで共通していることを示した。

佐野勇斗は1998年3月23日生まれ、愛知県出身。2015年公開の映画『くちびるに歌を』で俳優デビュー。近年はNHK連続テレビ小説『おむすび』(24~25年)などに出演。ボーカルダンスユニットM!LKのメンバーとしても活動している。

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