バラク・オバマ元米大統領によるジェシー・ジャクソン師をしのぶ追悼の辞が最終回を迎えた。今回の抜粋では、師と最後に直接会った時の様子が振り返られている。
最後の対面、ハイドパークのホテルで
オバマ氏は、最後にジャクソン師と直接会った際、すでに師は体調を崩しており、立つことも話すことも難しい状態だったと語る。面会はハイドパークのホテルの一室で行われ、オバマ氏は師を抱擁し、休息が必要だろうと考え、控えめな訪問にしようと思っていた。
しかし、ジャクソン師は「このプロジェクト」や「あの試み」、検討すべき課題などについて次々と話し始め、効果的と思われる表現を提案したり、「一緒に記事を書けるかもしれないね」と持ちかけたりした。オバマ氏は、その様子を聞いて笑みを抑えられなかったと振り返る。
「in person」と「low-key」の意味
記事では、英語表現も解説している。「in person」は、新型コロナウイルス禍で普及したオンライン会議との対比で「対面で」という意味で覚えた人も多いだろう。本人そのものを指し、映画の出演俳優が舞台あいさつで現れた場合、「The movie actor appeared in person.」と言える。
また、ハイドパークはロンドンではなく、追悼式が執り行われたシカゴにある公園だ。オバマ氏は動画で指を使って近所だと示すしぐさをしている。「low-key」は「控えめな」という意味で、音楽と関連し、低く落ち着いた感じだと覚えると、米国出身の同僚は話す。
口調を一転させて回想
オバマ氏は、体調を崩したジャクソン師について、かつての勢いはなくなったとでも言うかのようにしんみりと話す。しかし、一息置いて「And he starts …」で口調を一転させ、声の調子を変えて師が次々と考えを繰り出す様子を描く。間の取り方や身ぶり手ぶりなど、動画のオバマ氏は見ていても楽しい。
そんなジャクソン師に笑みがこぼれたのは、若い頃にPUSH本部で見た姿を思い起こさせたからだろう。オバマ氏は「かつての土曜日のことを彼と懐かしく話しました」と語る。「reminisce」は昔のことを思ったり話したりすること、懐かしむことだ。「it takes me back(昔に戻る)」や「be nostalgic(懐かしがる)」などの表現もあると、同僚は他の表現を挙げてくれた。



