将棋の第8期清麗戦(大成建設主催)五番勝負の第4局が18日、大阪府高槻市の関西将棋会館で指され、挑戦者の西山朋佳女流三冠(31)=白玲・女流名人・女流王将=が福間香奈清麗(34)=女王・女流王座・女流王位・倉敷藤花と合わせ女流五冠=に131手で勝ち、シリーズ成績3勝1敗でタイトルを奪取した。
西山女流、初の清麗獲得
西山女流の清麗獲得は初めて。通算獲得タイトル数は22期(白玲4期、清麗1期、女王7期、女流王座2期、女流名人2期、女流王将6期)となった。
また、西山女流は女流四冠に復帰。女流将棋界に八つあるタイトルを西山女流と福間女流の2人が同数ずつ保持する構図となった。
対局を振り返る両者
西山女流は「(今回の清麗戦は)中盤の難所で目立ったミスがなかったことが、結果につながったかなと思います」と振り返ったが、唯一敗れた第1局について「結構大差の将棋で、序盤の作戦の段階で大きな誤算のある将棋だった」と言及。反省を踏まえて前進する姿勢を示した。
女流四冠となり、保持するタイトル数で福間女流と並んだことについては「あまり意識はしていなかった。形となったのは、ひとつ、うれしいこと」と控えめに述べた。
敗退した福間女流は「(今回の清麗戦は)力戦が多かったと思うが、先に崩れてしまうことが多かった。仕方のない結果かなと思います」と振り返った。
白玲戦へ
両者は、22日に開幕する第6期白玲戦七番勝負(ヒューリック主催)でも激突。西山女流に福間女流が挑戦する。ここまで白玲4期の西山女流は、今期防衛すれば白玲獲得が通算5期となり、昨年創設された規定の条件を満たして棋士となる資格を得る。
今回は白玲戦の前哨戦を西山女流が制した形だが、その前の両者のタイトル戦は第19期マイナビ女子オープン五番勝負(今年4~5月)で、シリーズ成績3勝2敗で福間女王が2連覇を達成していた。好勝負、熱戦が続く。
まもなく開幕する今期白玲戦について、西山女流は「七番勝負で(持ち時間は)4時間、3カ月くらいのスパンでの対局となる。気力、精神力、技術、いろいろなところが問われる。しっかり全力を出し切れるようコンディションを整えて挑んでいけたら」と話した。福間女流は「力を出し切れる状態で臨めたら」と述べた。



