俳優の北村匠海が主演する映画『君の話』(11月27日公開)の新たなキャストが発表され、佐野晶哉(Aぇ! group)、宮﨑優、原田泰造の出演が決定した。北村演じる主人公・千尋の記憶をつなぐキャラクターを演じる。
人気小説を実写映画化
本作は、三秋縋氏の人気小説『君の話』(2018年)を、主演・北村、ヒロイン・出口夏希で実写映画化。脚本はNHK連続テレビ小説『虎に翼』などの吉田恵里香氏、監督は『やがて海へと届く』の中川龍太郎氏が務める。
記憶を書き換える治療を受けた青年が、「存在しないはずの初恋」に翻ろうされていく純愛ミステリー。孤独に生きる大学生・千尋(北村)は、不幸な過去を忘れるため記憶を消す治療を受けるが、目覚めると記憶は消えず、会ったこともない幼なじみ・灯花(出口)との思い出だけが残されていた。
作られた記憶の中にしか存在しないはずの灯花だったが、ある日、現実世界に姿を現す。「君は誰だ…?」と戸惑う千尋に、「幼なじみのこと、忘れちゃった?」と無邪気に笑いかける灯花。記憶は本物なのか、それとも偽物なのか――。2人をつなぐ謎が、物語の鍵を握る。
佐野晶哉ら新キャストの役どころ
千尋と同じ大学に通う学生・江森を演じるのは佐野。明るく陽気な性格で、大学でも人が自然と集まる人気者の江森だが、ひとり教室の隅で過ごす千尋を気にかけ、交流を深めるうちに親友の間柄となる。だが、いつも明るい江森もまた、“記憶”をめぐるある事情を抱えていた。
千尋の地元の弁当屋で働く、高校時代の同級生・桐本を演じる宮﨑。小さいころから千尋を知る桐本は、記憶の中に突如現れた、灯花の正体を知るため訪ねてきた千尋の助けになろうと寄り添う。千尋の記憶に関する手がかりを持ち、道標となるような存在を彼への淡い恋心をにじませながら繊細に演じている。
千尋の父親を演じるのは原田。働かず、酒とギャンブルが原因で妻とは離別し、一人で暮らしているが、昔の記憶を探るために渋々実家へと帰ってきた千尋と再会し、彼もまた“記憶”をめぐり、数奇な運命をたどることとなる。
キャストのコメント
佐野は2ヶ月間の撮影を振り返り、「本当にこの作品でこの人たちに出会えて良かったと心の底から思っています。匠海くんに関しては、同世代でついていきたいと思わせてくれる存在に初めて出会えたと感じています」とコメント。撮影中の印象的なエピソードについては、「元々標準語を話す役だったのですが、初日に匠海くんが『一回関西弁でやってみたら?』と提案してくださって、監督もそれにOKを出してくれて。そこから僕自身もとてもやりやすくなったし、それによって江森の魅力を深めることができたと感じています」と明かした。
宮﨑は撮影を振り返り、「初めての役どころで、主人公との関係値など難しいなと感じていて、クランクインの時はすごく不安だったのですが、とにかく皆さんが優しかったので、すぐに現場に馴染むことができました」と述べ、中川監督について「チャーミングでとても熱量の高い方です。細かいことでも相談できる存在で、とても頼り甲斐のある監督でした」と語った。
また、北村の印象について宮﨑は「私の役が要所要所で登場する役だったのですが、シーンのつながりとか感情の変化の表現について悩んでいる時に、『こういう風に思ってるんじゃないかな』と、ふわっとアドバイスをくださることが何度もありました。さりげない優しさでまわりを和ませてくれる方だと感じました」と話している。



