2026年6月にプレジデントオンラインで公開された記事のうち、ライフ部門で最も反響を呼んだのは、休日のイオンモールで見かける中年男性のファッションに関する考察だった。スタイリストで服のコンサルタント協会代表理事の森井良行氏は、SNSで話題の「休日イオンモールおじさん」像を題材に、ボディーバッグよりも深刻な「一発アウト」のNGアイテムを具体的に挙げている。
「休日イオンモールおじさん」がSNSで物議
ネット上では「地方の田舎のイオンモールでよく見かけるこういう格好の人、本当に嫌い」といった声が噴出。ベーシックな水色シャツにベージュのチノパン、茶系のボディーバッグを斜め掛けした生成AI画像が独り歩きし、賛否両論を巻き起こしている。森井氏は、この問題の本質は「ダサい・ダサくない」といった表面的なものではなく、良かれと思って身につけたアイテムが実は周囲に「よく思われていない」可能性にあると指摘する。これは休日だけでなく、オフィスカジュアルなどビジネスシーンにも共通するリスクだという。
なぜボディーバッグが嫌われるのか
森井氏によれば、ボディーバッグに対する賛否のカギは「パブリックイメージ」、つまり誰もが想起する共通イメージにある。中年男性が斜め掛けするボディーバッグは、機能性を重視するあまり、だらしない印象を与えがちだ。しかし、同氏は「ボディーバッグを揶揄する声はSNSで散見されるが、実はそれよりも問題のある『一発アウト』のNGアイテムがある」と警告する。
一発アウトな「休日アイテム」3選
森井氏が挙げるNGアイテムの第一は、バブル世代が使いがちな特定のバッグ。具体的には、大ぶりでブランドロゴが目立つショルダーバッグや、過度にカジュアルなナイロン製リュックなどが該当する。第二に、シワやヨレの目立つポロシャツやTシャツ。第三に、裾のほつれたハーフパンツやサンダル。これらは「休日だから」という油断から選ばれがちだが、周囲には「だらしないお父さん」というレッテルを貼られる原因になるという。
機能とイメージを両立した「正解」2選
一方、森井氏は「両手を空けておきたい」というニーズに応えつつ、パブリックイメージを損なわないアイテムとして、レザー製のトートバッグや、上品なキャンバス地のショルダーバッグを推奨。これらは機能性と見た目のバランスが良く、休日の家族連れの外出にもビジネスカジュアルにも対応できるという。
大人の服選びはパブリックイメージ管理術
森井氏は結論として、大人の男性が休日の服装を選ぶ際には、自己満足だけでなく、周囲からどう見られるかを意識した「パブリックイメージ管理」が重要だと強調する。「通勤にボディーバッグという選択肢はないが、社内の休日イベントでバッグが原因で私服姿を揶揄される事態は避けたい。機能性だけに走らず、清潔感と品格を保つアイテム選びが求められる」と述べている。



