「あの人に聞けば大丈夫」東京ディズニーシー清掃員、1日2万歩の舞台裏
「あの人に聞けば大丈夫」TDS清掃員、1日2万歩

東京ディズニーシーで清掃業務を担う「カストーディアルキャスト」の中村紀香さん(28)は、東京ドーム約13個分という広大な敷地を歩きながら、パークの「きれい」と「安心」を支えている。ゲストが落としたポップコーンを拾い上げ、迷子の子供に優しく声をかけ、ベビーカーを押す家族に丁寧に道案内をする。担当エリアは日によって替わるが、ほうきを手に1日に2万歩以上を歩く。

清掃だけではない、カストーディアルキャストの役割

中村さんは「清掃だけでなく、ゲストをご案内することも私たちの大切な仕事です」と語る。こぼれた飲み物の素早い清掃はもちろん、道案内や落とし物の対応、ゲストの表情や足取りにも目を配り、困っていれば声をかける。この季節は暑さでケアが必要な来園者も多い。園内を清潔に保つことと、安心して過ごせる環境をつくることは、中村さんにとって同じくらい大切な仕事だ。

優秀なキャストの証、銀色のピンバッジ

中村さんの胸には、ミッキーマウスが刻まれた銀色のピンバッジが輝いている。これは優秀なキャストをたたえる「マジカルディズニーキャスト」に選ばれた印だ。キャスト歴わずか3年で、学生らにディズニーの接客術や理念を伝える公式セミナー「ディズニーアカデミー」のインストラクターも務める。「自分だけでなくチーム全体の働き方や接客をより高めたい」と、今は後輩を指導する「トレーナー」を目指している。

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「ゲストが安心して楽しんでくれることが、一番うれしい」

「ゲストが安心して楽しんでくれることが、一番うれしいんです」と中村さん。美しく、もてなしにあふれたパークを支えるため、中村さんは今日も歩き続ける。(写真報道局 松井英幸)

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