病気などで飲み込む力が弱くなった人でも食べられる「嚥下食」のラーメンが、山形県鶴岡市で誕生した。市内のラーメン店主・小野寺裕貴さんと、地元食材を使った嚥下食を研究する団体が共同で開発した。
開発のきっかけと工夫
小野寺さんは2年前、団体から「病院や施設で何を食べたいか聞くと必ず出るのがラーメン」と聞き、開発に着手した。太さ2ミリの自家製麺を1.2ミリほどにし、ゆで時間は6~7倍に。チャーシューは筋を取ってしっかり煮込み、メンマはみじん切りにして、くず粉で成形するといった工夫をした。
試食会と今後の提供
今年7月に開いた試食会では、お年寄りに好評だった。麺をさらに細くするなど微調整し、10月から小野寺さんの店で提供する。
山形県は来客に出前のラーメンを振る舞う文化があり、ご当地ラーメンも豊富な「ラーメン県」。小野寺さんは「『嚥下食をやってみたい』という店が増えてくれたら」と期待している。



