滋賀県の彦根、長浜、高島の3市で今月22日に開催予定とされていた有料イベント「琵琶湖三市同時花火大会」が突然中止となり、チケットや出店料の返金対応が示されていない問題が発生している。三日月大造知事は19日の定例記者会見で、大会の実行委員長を名乗る男性が4月上旬に開催手続きの相談のため県庁を訪れていたことを明らかにした。
男性が県庁を訪問、手続きを説明
男性は県観光政策部を訪れ、同部の職員が河川法や消防法の許認可など開催に必要なさまざまな手続きを説明した。応対した職員によると、男性は「1万発程度」などとする大まかな資料を持っていたが、花火の打ち上げや観覧席の場所は固まっておらず、「目星はつけています」と話した。大会を企画した理由について男性は「高島市に親族が関係しているので盛り上げたい。やるからには大きく」と説明。自身については神戸市出身で、ドローンに関係する事業をしていると紹介していた。
職員が電話するも通じず
職員は5月上旬、男性の名刺に記されていた携帯電話の番号に時間をおいて2度かけたが電話に出ず、折り返しもなかったという。三日月知事は会見で「夏、琵琶湖、花火という注目を集めるコンテンツテーマに名を借りて、実際に実現することができない大会を企画され、多くの人が不安や負担を感じられている事態となっていることは大変残念だ」と語り、県消費生活センターとともに返金の不安を抱える人に寄り添うとした。
大会まで2週間を切って中止発表
大会まで2週間を切った今月9日、実行委員会名のホームページに「大会の実施に必要な準備・運営体制を整えることが困難と判断した」とする中止のお知らせが掲載された。ホームページではチケット購入者や出店予定者への対応は「HPにて随時お知らせします」としている。大会は昨年12月に告知され、花火1万発以上を打ち上げるとして、全席指定で6000円~1万8000円の有料席を販売していた。



