ラーメンライター井手隊長が「七宝麻辣湯は0辛が一番美味い」との噂を検証 石神秀幸の味への執念とスパイス設計に迫る
「七宝麻辣湯は0辛が一番美味い」との噂を検証 石神秀幸の味への執念とスパイス設計に迫る

「七宝麻辣湯は、実は0辛が一番美味い」。ラーメンライターでミュージシャンの井手隊長が、そんな噂の真相を確かめるべく、同店を手掛ける「神の舌を持つ男」こと石神秀幸に話を聞いた。見えてきたのは、スパイスへの並々ならぬ執念だ。

七宝麻辣湯には、0辛に熱烈なファンが存在する。見た目が変わっただけではない。新たなスープ設計によって、薬膳の香り、ダシ感、スパイス感がより立体的になった。それは「辛くない麻辣湯」ではなく、0辛だからこそ成立する味と完成度へと進化しているという。

辛さの段階ごとに、使うスパイスが異なる

興味深いのは、辛さの作り方だ。一般的にはベースのスープにラー油や唐辛子、花椒などを足して辛くするイメージがある。しかし七宝麻辣湯では、0辛専用のスパイスは辛いスープには使われない。1辛以上になると別のスパイス構成に切り替わり、さらに辛さの段階ごとに使うスパイスも変えているという。

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つまり0辛と3辛は、同じスープの辛さ違いではない。それぞれ別々の設計で作られた一杯であり、単純に辛さを足しているだけではないのだ。それぞれの辛さの段階で最も美味しいチューニングがされているというから驚きだ。

「0辛」に切り替えたファンの驚き

実際、0辛には熱烈なファンがいる。長年、七宝麻辣湯に通う利用者はこう話す。

チーパオはずっと0.5辛で食べていました。でも辛いものが苦手な自分には、それでも十分辛かったんです。でも、健康的な外食って意外と少ないから捨てがたい。トッピングを調整すれば1000円くらいで食べられるのも魅力ですし。 そこで、ある日思い切って0辛にしてみたのですが……めちゃくちゃ美味しくて、驚愕したんです。辛味がないぶん薬膳の香りがよくわかるし、スープをごくごく飲めるので満足感もある。刻みニンニクを入れると、不思議と豚骨ラーメンみたいな雰囲気にもなるんです。 刺激を求める人には物足りないかもしれません。でも『辛いのが苦手だから』と麻辣湯を避けていた人には、本当におすすめしたいですね

辛いものが苦手だからといって麻辣湯を避けていた人にとって、0辛という選択肢は大きな発見になるかもしれない。チェーン店でありながら、常に味が進化し続ける七宝麻辣湯。その背景には、石神秀幸の味への執念が確かに存在している。

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