東武動物公園で暮らすオスのアカカンガルーは、反芻に似た「偽反芻」という行動をとることがある。同園によると、多くのカンガルーはこの行動を苦にしないが、同園のオスは口の中へ戻した食べ物をそのまま吐き出してしまうことがあるという。
偽反芻とは何か
草食動物の反芻といえば、ウシやキリンを思い浮かべる人が多いだろう。カンガルーもこれに似た行動をする。ウシなどの反芻動物とは胃の構造が少し異なるが、反芻に似た行動であることから「偽反芻」と呼ばれている。
カンガルーの胃は複数の部屋に分かれており、胃の中では微生物の力を借りて植物を発酵・分解している。ウシのように何度も噛み直すことはなく、多くのカンガルーはそのまま再び飲み込む。
観察のポイント
初めて偽反芻を見ると驚くかもしれないが、病気ではなく、カンガルーならではの消化の仕組みによる自然な行動だ。運が良ければ見ることができる可能性があるため、同園は観察を呼びかけている。
入園料や営業に関する問い合わせは同園(0480・93・1200)またはホームページにて。各種SNSにも最新情報を投稿している。



