水まわりの掃除で特に手ごわいのが、白くこびりついた「水アカ」。普通の洗剤ではなかなか落ちず、拭いても気づくと復活するしつこさに頭を悩ませる人も多い。そんな水アカに挑む“最終兵器”として評判なのが、洗剤のエキスパート・茂木和哉氏が手がけた水アカ専用洗剤「茂木和哉」だ。今回はこの1本を、キッチンのシンクや蛇口、鍋、トイレの手洗い管で試した。
「茂木和哉」の特徴と使い方
「茂木和哉」は、洗剤のエキスパート・茂木和哉氏が開発した洗剤ブランド。水アカ用のほか、カビ取り用やバスタブ用など、掃除の目的や場所に合わせていくつもの種類が展開されている。今回使うのは代表作の水アカ用で、秋田の温泉施設の超ガンコな水アカを落とすために生まれた自信作だ。
酸と研磨剤のハイブリッド洗浄が特徴の弱酸性クレンザーで、「よく落ちるのに傷がつきにくい」バランスを追求している。使い方は、布やスポンジに適量を取り、汚れに塗り広げながらこすり洗いし、水でよく洗い流すだけ。肌が弱い方や長時間使用する場合は、手荒れ防止のため炊事用手袋を使用する。
光沢仕上げのステンレスや特殊加工された鏡など、使えないものもある。素材によっては傷みや変色の恐れがあるため、使う前に目立たない場所で試しておくと安心だ。また、成分が沈殿していることがあるので、使用前にはキャップを押さえてよく振る。
3カ所での検証結果
検証場所は、使用頻度の高いキッチンのシンクと蛇口、焦げと水アカが気になる鍋、蛇口の先端に汚れがこびりついたトイレの手洗い管の3カ所。それぞれ汚れの種類が違うため、落ち方の違いに注目した。
キッチンシンク: 日常的な水アカはすっきり
毎日水を使うキッチンシンクは、蛇口まわりやステンレスの側面が白くくすみがち。特に蛇口部分にはミネラル分が固まって付着し、ガンコな汚れとなっている。スポンジに洗剤をつけてこすったところ、洗剤の粒子は大きくないためステンレスを傷つける感触はなく、ペーストがゆるすぎて流れていくこともなかった。
掃除後、蛇口はピカッと光るほどきれいになったが、固まってこびりついたガンコ汚れは完全には落ちなかった。一方、シンクの側面は、白いくすみが薄れてステンレス本来の輝きが戻った。日常的な水アカなら、力を入れずこするだけで十分な手ごたえが感じられた。
鍋: 焦げは残るが輝きが戻る
商品説明には、水アカ以外にも焦げやこびりつきにも使えるとある。くすみや焦げの気になる鍋で試したところ、焦げつきの部分は完全には落ちなかったものの、くすみがなくなりピカッと輝く仕上がりになった。
トイレの手洗い管: 黒カビは落ちるがこびりつきは残る
蛇口の先端に白く固まったこびりつきと黒カビのような汚れが付着していた。この汚れは水アカとカビ、金属の腐食が混ざったもののようだ。洗剤でこすったところ、蛇口はきれいになったが、こびりつき汚れは完全には落ちなかった。この汚れには、今回とは違う洗剤で改めてお手入れする必要があるかもしれない。
まとめ
3カ所で試した結果、軽い水アカほど気持ちよく落ちることがわかった。キッチンシンクのような日常的なくすみは、軽くこするだけで輝きが戻る。一方で、焦げやこびりつきといった手ごわい汚れには「これだけでは落ちきらない」という印象だった。ただし、一般的な水アカへの日常使いであれば、これひとつで十分対応できる。使い勝手がよく、使用中に不快なにおいもないので、水まわりのお手入れ用に一本常備しておくと安心だ。



