麻辣湯専門店で急増している量り売りスタイル。好きな食材を好きなだけ取ってボウルに入れ、レジ前で重さを量って会計するシステムだが、「想定以上に高い」と後悔するケースが少なくない。
「視覚的な量とグラム数のギャップにやられる」
読売新聞のユーザー投稿サイト「発言小町」には、「デパ地下や量り売りのお店などでよくあるトラップに引っかかりました」と嘆く投稿が寄せられた。トピ主の「値段気にせず食べたい」さんは、「100グラム ○○円」と書かれた商品がパック詰めされて陳列してあるのを見ると、おいしそうで購入することがあるが、値段が想定以上に高くついてしまい、「心の中でビビってしまうのって私だけでしょうか?」と打ち明け、「視覚的な量と、実際のグラム数のギャップにいつもやられます」と吐露した。
このトピに対し、「都民」さんは「2度、3度ある」と応じ、「一瞬、想定した金額と違う値段を言われて『えっ?!』ってなったことあります」と同調。「内職猫」さんも「サラダは100グラムじゃ足りない。150グラムとか。肉団子がおいしそうで、1人2個じゃ足りないから1人3個で考えて頼みました。『〇〇円になります』と言われ、平気な顔をしていましたが、心の中で『え〜』(涙)。ずっしり重みのある、とってもおいしい肉団子でした」と皮肉まじりに語った。
一方で、「おーまいごっと東」さんは「ないです」と断言し、「それ、トラップとは言わんでしょう。あなたの想像力が欠如していたからです」と厳しい意見を述べた。「ぽん酢」さんは「危険なので手を出しません」と告白し、「サラダ100グラム○〇円って、サラダなんか計ったことがないから、想像がつかん。刺し身ですら、グラムでいくらと言われてもピンとこない」と打ち明けた。
量り売りで失敗しないための秘訣
量り売りで失敗しないための秘訣を書き込んだ人もいた。「笑顔ひきつり」さんは、店が用意した見本のカップを参考にしているそうで、「私の行く店は、100グラムでこれくらいってカップを置いてあるので、それをちゃんと見るようにしています。そうでなきゃ、とても買えない」とコメント。「rico」さんは「一度失敗して、(店員に)確認するようになりました。パックに入っていたら『これ一つだったらおいくら?』、区画わけみたいになっていたら『このひと区画で何グラムくらい?』または『100グラムでどのくらい?』とか」と助言した。
「(量り売りで)個数で頼むと泣きを見る食材もあります」と訴えたのは「える」さん。「たれやソースがからんでいるタイプは、頼んだ個数に加えて、たれやソース類、飾りの薄切りフルーツなどが加えられてしまうんです。購入前にだいたい2個100グラム程度ですと言われたのに、実際(2個頼むと)150グラムを軽く超えたことがあり、帰って開けたら、飾りのオレンジとマヨネーズソースがたっぷりでした」と苦い体験を振り返った。
記者が麻辣湯に初挑戦
体験型の麻辣湯専門店では、SNSに「過去最高金額をたたき出してしまった」「心ゆくまで(食材を)追加していったら3600円になった。コースのランチが食べられる値段」「麻辣湯1000円チャレンジ大失敗」などのエピソードがあふれている。実際に記者が訪れた店では、100グラム当たり400円で、1000円(250グラム)以上になれば麺80グラムを無料サービスしてくれるシステムだったため、エビやカニ団子、チンゲンサイなどの具材を計250グラム購入し、麺を無料でゲットするのが最もコストパフォーマンスが良いと考えた。
SNSで「250グラムはこのくらいです」と示された投稿写真を参考に具材をボウルに入れ、店員に渡すと、会計は1113円。「初めてにしてはうまくいった!」と良い気分でテーブル席に着いたが、運ばれてきた麻辣湯を見ると、麺の量が思った以上に少なく、一見具材だらけ。冷静に考えれば、麺80グラムに対して具材はその3倍以上なのだから当然だ。
確かに「○○グラムだと、どれくらいの量になるのか」を想像するのは難しいと感じたが、しびれる辛さとだしのうまみが利いた麻辣湯のおいしさは想像通り。今回はそれほど高額にはならなかったものの、「やはり、量り売りにはトラップがあるかもしれない」と感じた体験だった。



