自分の感情や思考をノートに書き記す「ジャーナリング」という習慣が、人生を大きく好転させるきっかけになると注目されている。書籍『すごいジャーナリング うまくいっている人は紙に何を書いているのか?』(菊地大樹著、蒼井アオ・マンガ、サンクチュアリ出版、1650円)は、7刷4万1000部を記録し、多くの読者を獲得している。
ジャーナリングとは何か
ジャーナリングとは、ノートなどに自分の感情や思考を書き記す習慣を指す。この習慣を身につけると、感情や思考が自然と整い、人生が好転するという。実際、「うまくいっている人」の多くが日常的にジャーナリングを行っているとされる。
著者の菊地氏自身が初めてジャーナリングを試みた際、何を書いてもいいと言われても、まっさらな紙を前にすると何も思い浮かばなかったという。その時、氏は「今まで自分の声、全然聞いてこなかったんだな」と気づいた。ジャーナリングは「自分の声」に耳を澄ませるきっかけとなる。
「自分の声」を明確にする効果
「自分の声」は、はじめは心の中にあるモヤモヤに過ぎない。しかし、それを紙の上に洗いざらい書き出し、言葉を反芻することで、次第に明確な形を成していく。自分の強みや進みたい方向性が見えてくるのだ。菊地氏もこの習慣を通じて「うまくいっている人」の仲間入りを果たした。
人生の前途に不安を抱える人々にとって、紙に思いを書きなぐることは誰にでもできる小さな行為だ。その行為が、本来の自分に立ち返らせてくれるかもしれない。
実践への第一歩
書評を寄せた愛知教育大学教授の尾崎俊介氏は、本書を読んで以来ジャーナリングに興味を持ち、著者が推奨するA3のスケッチブックを購入しようと考えているという。
著者の菊地大樹氏は1990年仙台市出身。会社員を経て独立し、マネジメント会社を経営しながら自己理解や自分磨きをテーマに情報発信している。



