秋の味覚・栗。栗ご飯や栗きんとん、モンブランなどを見かけると秋らしくてついつい手が伸びてしまいますね。歴史は古く、縄文時代から栽培していたと考えられています。9~10月が収穫のピークです。
栗の種類と選び方
よく見かけるのは日本栗です。他には天津甘栗でおなじみの小粒で皮がむきやすい中国栗、マロングラッセなどに使われるやや小粒のヨーロッパ栗があります。見た目は似ていますが、日本栗にも筑波、銀寄、丹沢、利平、ぽろたんなどいろいろな品種があります。
栗は変わったつくりをしていて、トゲトゲのイガが皮、硬い鬼皮が果肉、渋皮と中身が種となります。
購入する時は鬼皮にツヤとハリがあり、濃い茶色で、ずっしりと重く、虫食いの穴や黒ずみがないものを選びましょう。
保存方法と皮むきのコツ
常温保存には向かないので、購入後は新聞紙で包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫のチルド室で保存します。数日ごとに新聞紙を交換しながら1週間程度で使い切りましょう。
栗は皮むきが大変ですね。よく洗ってから、水を張ったボウルに入れ、1時間~半日程度冷蔵庫に入れておくと、鬼皮がむきやすくなります。渋皮もむいて水にさらしてから調理します。
一度にたくさん皮むきをするのは大変なので、使い切れない時は丸ごと冷凍保存がオススメです。しっかりと洗ってよく水気を拭き取り、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。2か月程度保存できます。
使う時は凍ったままゆで栗にして食べるほか、ぬるま湯に5分程度つけてから皮をむき、お米と一緒に炊飯して栗ご飯などに。ゆでたものや皮をむいた状態でも冷凍できます。
オススメレシピ「栗とベーコンの炊き込みご飯」
オススメの食べ方は栗とベーコンの炊き込みご飯です。炊飯器に米2合、酒大さじ1、塩小さじ2分の1と、2合の目盛りまで水を入れます。下処理をした栗と1センチ幅に切ったベーコン60グラムを加えて炊飯します。炊き上がったらバター10グラムを加えて、全体を混ぜ合わせたら完成。ベーコンの塩味で栗の甘さがより引き立ちます。お好みで黒コショウを振ってもおいしいです。ぜひお試しください。
◇伊藤美穂(いとう・みほ)
日本野菜ソムリエ協会認定の野菜ソムリエプロ。肌荒れに悩んでいた時に、食を見直したことから野菜に関心を持つようになった。名古屋市中川区出身。現在は在住している三重県北部で2児の母として子育てに奮闘している。2016年から、名古屋のフリーペーパーで、簡単に作れる野菜レシピを連載。家庭菜園に挑戦するとともに、インスタグラムで野菜や果物の魅力やおいしく食べるコツを発信している。