天丼チェーン金子半之助、2カ月でアルバイトを「揚げ手」に育てる仕組み化の全貌
金子半之助、2カ月でアルバイトを揚げ手に育てる仕組み化

2カ月でアルバイトを「揚げ手」に育てる天丼チェーンの仕組み

天丼チェーン「金子半之助」は、職人の味を全店で再現するため、独自の育成システムを構築している。アルバイトをわずか2カ月で「揚げ手」として育て上げ、どの店舗でも均一な品質を提供する仕組みだ。

海外展開では、開業半年前から現地スタッフを日本に招き、1カ月半の研修を実施。開業時には日本人スタッフが現地で1カ月間サポートし、その後も2カ月に1回の品質確認を行う。この徹底したステップにより、世界中のスタッフが金子半之助の一員として成長する。

客層は日本と異なり、東南アジアでは天丼がまだ珍しいため、家族や友人同士の「ちょっと贅沢な食事」として選ばれる。客単価は2000円を超えることもあり、メニューも天丼だけでなく、天ぷら定食や単品、蕎麦まで揃えたレストランスタイルを展開している。

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工藤社長は「海外で食べた方が日本に来た時に『あ、また金子半之助だ』と見つけてくれる。そういう循環が生まれればうれしい」と語る。

フードコートでも揚げ置きは一切しない

金子半之助は、フードコートでも総本店と同じ手順で揚げたものを提供し、揚げ置きは一切しない。どんぶりには金子家の家紋を入れ、どこで食べても総本店の体験を感じられるようにしている。

場所によって工夫も異なる。行列ができる路面店では、並んでいる間に「待ちオーダー」を取り、着席と同時に天丼が届く。テイクアウトの天むすは、冷めても美味しいよう、中食専用の天ぷらを開発。サクサク感を抑え、秘伝のタレを衣に染み込ませることで、時間が経ってももっちりとした食感と風味が持続する。

「どんな場所でも、創業時のまま美味しいものを提供し続ける」という信念が、金子半之助の成長を支えている。

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