パートから全国10人の「麺職人」へ 丸亀製麺・鈴木三華子さんが語る挑戦と家族の絆
パートから全国10人の麺職人へ 丸亀製麺・鈴木三華子さん

「全国でわずか10人」という丸亀製麺の“二つ星”麺職人・鈴木三華子さん。もともとはパートとして長く店舗で働いており、その後社員に。同社の難関試験をクリアして二つ星を獲得し、今では職人として全国を飛び回っている。

試食会で披露した「すご技」と二つ星獲得までの道のり

鈴木さんは、8月27日に都内で行われた「秋の戦略説明・新商品試食会」に登場。茹でたあとに水で締める麺と、水で締めない「釜抜き麺」の2種類の調理について熱く語り、取材陣にその“技”も披露した。

「星二つ」を獲得するまでに3年かかったという。取得までのいきさつは、「麺職人制度が出来て間もなく、MGR(マネージャー)から『試験を受けてみませんか?』とお声掛けいただいた」ことがきっかけ。「麺職人制度が出来る前から、個人的に製麺にこだわりを持っていたので、『そのような制度が出来たなら絶対に麺職人になりたい!』と思い、受験しました」と振り返った。

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家族の協力と「完全分担制」の暮らし

片手間で受かるほど簡単な試験ではないという。難関試験に挑戦するために、さまざまな配合のうどんを手作りして研究。レポートも自作し、自宅でも「連日、家族の夕飯のうどんの確率が高かったですね」と特訓した。子どもたちは「みな美味しい美味しいと、喜んで食べてくれました(笑)」と語る。

当時、仕事と家事・育児の両立については、近くに住む両親に助けてもらいながらも「家事も育児も手を抜きたくなかったので、めいっぱい常に動いていましたが、好きなことをやるためなので苦ではありませんでした。楽しくてしかたなかったですね。今もですが…」と、家族の協力あってこその今があると感謝する。

5人家族で、「今は子ども3人とも成人しており、2人は社会人、1人は大学生です。とても仲が良いと思います」と説明。「全員大人ですので、我が家は主人も含めて家事は完全分担制」とし、食事、洗濯、掃除、ゴミ出し、洗い物など「全て平等に協力し合っています」という。

家族の理解と新商品への取り組み

役割分担については「家族のLINEで連絡を取り合い、家にいる人がやり、できない時は休みの日に何かしらはやるシステムです。そのおかげか全員、大抵のことは全部自分でできます。アイロンや、ミシン、洋服のしみとりなどなども、全部自分でやります」と説明した。

子どもたちについて、「母が全国を飛び回って仕事をしていることを応援してくれますし、尊敬してくれています」と感謝する。「ほかの家とは違う形かもしれないけれど、『うちはこれでいい』と言ってくれて、私が『できなくてごめんね』と口にすると逆に非難ごうごうです!」という。

また「主人も同じように大変忙しいはずですが、一切文句もなく応援・協力してくれています。お互いに仕事の相談も良くしますし、尊敬し合えていると思います」とパートナーの協力にも感謝。「たまに家族が集まれると大騒ぎです。私が思い切りこの仕事をできているのも、本当に家族の理解と協力があってのことです。感謝してもしきれません」と思いを明かした。

この日の試食会は、9月2日に発売した“冷たいうどん”2種『旨辛豚つけ汁うどん』と、新作『濃厚魚介豚つけ汁うどん』の紹介。うどん3玉までを“同一価格”で提供する取り組みも行っている。

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