新幹線に乗る前の楽しみの一つが駅弁選び。最近の東京駅では1000円を切る弁当が少ない中、990円(税込)のチキン南蛮弁当が注目を集めている。この弁当は、居酒屋「塚田農場」で知られる株式会社エー・ピーホールディングス(APHD)の弁当ブランド「塚田農場おべんとラボ」が手がける「絶品!塚だまタルタル若鶏のチキン南蛮弁当」だ。
ロケ弁市場で人気のチキン南蛮弁当
大きなチキン南蛮が4つ並び、甘酢はしっかり濃く、タルタルソースは卵のコクが強い。甘めの玉子焼きに彩りの良いおかず、見た目以上にボリュームがあり、ご飯もおいしい。990円でこの満足度は高い。
この弁当はロケ弁の世界では知らない人がいないほどの人気商品で、「日本ロケ弁大賞」では3年連続で金賞を受賞。2026年度には「TV業界賞」も受賞した。利用者からは「チキン南蛮は冷めても味付けはとてもいい」「玉子焼きが濃い黄色で、新鮮な卵を使ってそう」「彩り豊かな副菜も丁寧な仕事ぶりが伝わり、大満足」などの声が寄せられ、リピート率は90%を超えるという。
「味より見た目」に逆らうこだわり
同社は「弁当は味じゃない」という業界の風潮に違和感を抱き、流行を追わず王道を磨く方針を取る。目指したのは「冷めて完成する味」。1日1万食を生産しながらも、玉子焼きは工場で手作りしている。
「食卓の記憶と、飲食の現実」を大切にし、「食のあるべき姿を追求する」という揺るがないビジョンに共感する声も多い。このチキン南蛮弁当は、そんな同社の姿勢を象徴する一品だ。



