評論家・編集者の山田五郎さんが14日、67歳で死去した。美術やファッションなど多方面で活躍した文化人の訃報に、親交のある著名人などから追悼の声が相次いだ。
中川翔子さん「五郎さんがいてくれたから」
ラジオ番組で長年共演してきたタレントの中川翔子さんは、X(旧ツイッター)に「五郎さんがいてくれたから、私は私のままでいていいんだ、好きなものを好きと言っていいんだと思えました」などと故人への感謝の言葉をつづった。
闘病していた山田さんは昏睡状態からの回復時、中川さんに「死は無じゃない。意識は続いていて、ちゃんと世界で生きて行動してたよ」と笑いながら話したという。「だから今も、どこかで新しい世界を面白がって歩き回っているような気もしています」
才知や人柄についても「知識の深さ、好奇心、ユーモア、そしてどんな相手にも分け隔てなく向き合う優しさ。AIがどれだけ進化する時代になっても、五郎さんだからこそ生み出せた言葉や発想、人を笑顔にする力は、決して代わるものではありませんでした」と悼んだ。
「アド街」のテレビ東京がコメント
評論家・編集者の山田五郎さんが14日に死去したことを受け、「出没!アド街ック天国」を放送するテレビ東京が22日、山田さんを追悼するコメントを出した。
山田さんは1998年以来、28年超にわたり同番組にレギュラー出演。「独自の圧倒的な博識とユニークな視点、そして温かいお人柄で街の魅力を語る姿は、番組にとって欠かすことのできない唯一無二の存在でした」と悼んだ。山田さんの最終出演回は8月8日に放送予定だという。
コメント全文は以下の通り。
弊社番組「出没!アド街ック天国」に1998年4月から28年以上にわたりご出演いただいておりました山田五郎さんが逝去されたことを悼み、謹んで哀悼の意を表します。
山田さんは「再開発で新しいビルが建っても、街の魅力はそこにある人や文化なんだ」「東京の下町の路地には文化が生まれる」と常々語ってこられました。
独自の圧倒的な博識とユニークな視点、そして温かいお人柄で街の魅力を語る姿は、番組にとって欠かすことのできない唯一無二の存在でした。
2024年にご自身のがんを公表された際も、「仕事はやれる限りやらせていただきたい。ガンとともに生きるってヤツです」と語り、病気と向き合いながらも、ひょうひょうとした笑顔と強い情熱を持ってカメラの前に立ち続けられました。
ご逝去の直前、今年7月8日の収録に至るまで番組に情熱を注いでくださったそのお姿には、深い敬意と感謝の念を禁じ得ません。
誰よりも番組を、そして全国の「街と人」を愛し続けてくださった山田五郎さん。これまでの多大なご功績と温かいお人柄に心より感謝申し上げますとともに、安らかなお眠りをお祈り申し上げます。



