作家の本田健氏は、『自分に聞いてみよう 人生を選び直す49の質問』(きずな出版)の中で、仕事や家庭に恵まれている人ほど人生後半で後悔しやすい理由を指摘している。
本田氏は「『我慢』が生き方になっていて、自分の本当の願いを見ないようにしてきた人は『満たされない気持ち』を抱えることが多い」と述べている。
ふと立ち止まった時に浮かぶ思い
日々の生活の中で、信号待ちの時、一人でお茶を飲んでいる時、夜布団に入る前のひととき、休日の朝に誰にも邪魔されない時間――そんな瞬間に、心の中にふと浮かんでくる思いがある。それは、仕事や家事、目の前の用事に意識が向いている間は姿を見せない。
「このままで、いいのかな」と感じる人もいれば、「なんだか、疲れたな」という思いが湧き出ることもある。「あの人、いま、どうしているだろう」と誰かの顔を思い浮かべることもある。「楽しみなことがない」と気づくこともある。何も浮かんでこない日もあるかもしれない。
自分の内側の感覚が置き去りに
本田氏は、どんな思いも責める必要はなく、その思いが浮かんでくる瞬間に立ち会うことが大切だとしている。忙しい日常の中で、自分の内側の感覚が置き去りにされがちな現代人にとって、こうした瞬間は自分自身と向き合うきっかけとなる。
人生に100%満足していない理由を探ることで、本当の願いに気づくことができると本田氏は説く。今の選択が10年後の自分をつくるという視点から、人生を選び直すための49の質問を提示している。
※本稿は、本田健『自分に聞いてみよう 人生を選び直す49の質問』(きずな出版)の一部を再編集したものです。



